第22話
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〜パンダグリュエル・パーティーホール〜
「そ、そんな……!”百日戦役”が勃発した理由がエレボニア帝国の自作自演だったなんて……!」
「しかも戦争を起こす為に内密に雇った猟兵達に自国の村を滅ぼさせるなんて……!」
「ひ、酷すぎるよ……!」
「リベールは完全に被害者だね……」
「余りにも卑劣で愚かすぎる話です……!」
「……そうね。人間はたまに信じられない程愚かな事をするのは確かね。」
事情を聞き終えたエリオットとマキアスは信じられない表情をし、トワとジョルジュは悲痛そうな表情をし、怒りの表情で声を上げたエマの意見にセリーヌは静かな表情で頷き
「父上、今の話は本当なのですか!?」
「ああ……残念ながらな。」
血相を変えたラウラに尋ねられたアルゼイド子爵は重々しい様子を纏って頷き
「シャロンは……当然知っているのよね……?」
「―――はい。”蛇の使徒”は当然ですが”執行者”も全員”ハーメルの惨劇”の真相は知っていますわ。」
不安そうな表情をしているアリサに尋ねられたシャロンは静かな表情で頷いた。
「その……クレア大尉やミリアムは……」
「当然知っているよ〜。」
「……鉄道憲兵隊も私を含めた将校クラスには全員情報が開示されています……」
複雑そうな表情をしているマキアスに視線を向けられたミリアムとクレア大尉はそれぞれ答えた。
「……”百日戦役”にまさかそのような”真実”が隠されていたとは……」
「……猟兵達に虐殺されたハーメルの人達はどんな気持ちだったんだろう……」
ガイウスは真剣な表情で呟き、元”猟兵”であったフィーは複雑そうな表情をした。
「……レン君。やはりアルフィンやダヴィル大使も”ハーメル”の件を知ってしまったのかい?」
「ええ。二人とも知らない様子だったから、それを見かねたシルヴァンお兄様が二人にも”ハーメル”の件を教えるべきだと指摘したらアリシア女王やクローゼお姉さんが教えてくれたそうよ。」
「そうか………………二人ともさぞ、ショックを受けた事だろうね……」
「殿下…………」
自分の質問に答えたレンの答えを聞いて重々しい様子を纏っているオリヴァルト皇子をアルゼイド子爵は辛そうな表情で見守っていた。
「……それで?何でメンフィルは今回の戦争の件とは無関係の”ハーメル”の件の公表を要求したのかしら?まさかとは思うけど、”剣帝”がリィンみたいに手柄をあげて、その”褒美”として”ハーメルの惨劇”の公表を要求したのかしら?」
「へ……な、何でそこで僕達をここまで案内したさっきの元”執行者”の人の名前が出てくるんですか?」
レンに問いかけたサラ教官の質問を聞いたマキアスは呆けた後
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