暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic36これからの聖王教会〜Her case〜
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ちと過ごした時間は憶えています。ですから姉様たちの元へ帰るのが筋のような気もしますが、何と言いますか・・・ちょっと違うというか・・・」

ディードが迷ってるなら、提案するならここかな〜。というわけで、「じゃあさ、教会(うち)に来ない?」って提案してみる。

「うち? 聖王教会に、ですか・・・?」

「ん、そう! オットーと一緒でいいからさ。これから聖王教会は騒がしくなると思うんだよね。そのために自由に動けて、なおかつ強い人材が必要なのだよぉ〜♪」

来年度から、プライソンと通じてた裏切り者が居るかもしれないザンクト・オルフェンに在るザンクト・ヒルデ魔法学院に、何も知らないヴィヴィオとフォルセティが入学して来る。アルファの言葉を信じるか否か、それは怪しいところだけど、完全に嘘とも言いきれず。終結したあの日から、管理局で言う内務調査部にあたる騎士団の一部隊、無色花騎士隊ファルブロス・ブルーメが、教会と騎士団の内部を捜査してる。でも今のところはそういった後ろ暗い人が発見できてない。

「騎士団が居るのであれば、戦力など必要ないのでは・・・?」

「騎士団は上から命令があって初めて動けるのね。個人的にも活動制限が結構あるし。だから騎士団に所属しない戦力が要るの。シスターとかね〜。あなたとオットーなら文句ないし。あー、あとセッテも欲しいかも。出来ればノーヴェ達も一緒にスカウトしたいけど、あの子たちとの繋がりって、わたしはあんまり無いから無理っぽいな〜」

わたしが直接顔を合わせ、声を交えたのはセッテとオットーとディードだけだし。ノーヴェは遺伝子的にギンガやスバルと同じ、クイント准尉のクローンってことになってるのは確定してるから、ノーヴェはナカジマ家に引き取られるかも知んないね。

「返答はすぐじゃなくていいから、ちょこっと考えてもらえたらな〜って。あ、ちなみに保護責任者は、わたしでもいいかな?って感じ。わたしじゃ頼りないなって意見があれば、もっと大人に頼むし」

カリム辺りなら憂いなく預けられるし、シャッハっていう教育係も居るし。職場環境も悪くはないと自負してる。

「判りました。あなたには助けていただいた恩もありますし、オットーと前向きに考えてみます」

「マジ!? ありがとう〜!」

とまぁこんな感じで、ディードへの聴取が終わった。聴取後は、他の聴取内容を照らし合わせて得た情報を纏めるという捜査会議を行った。ディードの言うようにクイント准尉やメガーヌ准尉を始め他の娘たちはみんな、“スキュラ”達を暗殺した連中の事は何も知らなかったけれど、クイント准尉とメガーヌ准尉からある情報を得られた。

「海洋艦隊・・・」

建造されながらも管制機であるゼータの死亡と言うことで、稼働せずに終わったって話だ。この情報だけで大
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