暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic36これからの聖王教会〜Her case〜
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部隊・・・?」

「お前が残りどれだけ管理局に勤めるかは判らないが、それまでに一部隊を任せられる階級と役職を得て、局に有用な部隊運用計画を提出すれば、メチャクチャな物でなければ通るだろう」

局内にわたしの部隊を作る。考えもしなかった。でもそれが一番現実的かもしれない。部隊長はわたし、補佐がルシル。ルミナやクラリス、あとフィレスとセレスも入れてあげようかな〜。このメンツなら、強さを前面に押し出せる部隊がいいな〜。戦場でルシルと一緒に孤立して〜、背中合わせでこう会話するの。

(シャル。ここは俺が囮になる。君だけでも生きてくれ)

でもわたしは首を横に振って・・・

(ううん。ルシルが残るなら、わたしも残って一緒に戦う)

わたしだけを逃がそうとしてくれるルシルの案を蹴って、わたしはそっとルシルの背中に寄り添うの。

(馬鹿だな。死なせたくないから残るというのに)

そう言って呆れるルシルがわたしに振り返って、ギュッと両肩を掴んで来てね・・・。

(わたしが生きて、ルシルが死ぬなら、わたしはあなたと一緒に死ぬことを選ぶ!)

って、わたしはルシルの胸に飛び込むの。そしたらルシルがわたしをガバッと抱きしめるのね。

(心中だけは真っ平御免だな。意地でも生き残るぞ、シャル!)

そうしてわたしとルシルは窮地から脱するの。無事に隊舎に戻った後、戦場でのドキドキを忘れられないわたしとルシルは・・・

「(夜、肌を重ね合うの? 生死ギリギリの環境だったんだもの。きっとこういう展開になってもおかしくないはず!)吊り橋効果? 既成事実さえ作ってしまえば、わたしのものよ!」

グッと握り拳を作る。そうしたらゼストさんがわたしの頭に手を置いて、「イリス。一応、お前も女性だ。少しは自嘲するように」ってわたしを注意した。

「捜査官のみなさん、取調室への入室をお願いします」

ここでようやく取り調べ開始時刻になったことで、わたしは「またこうしてお話しすることが出来て、嬉しかったです」とゼストさんに敬礼。ゼストさんも「ああ、俺もだ」って敬礼を返してくれた。フェイト達の元に戻って、それぞれが担当する取調室へと入室。わたしが担当することになったのは・・・

「こんにちは、ディード。今日のあなたを聴取することを任された、イリス・ド・シャルロッテ・フライハイトよ」

「騎士イリス。その節はどうもお世話になりました」

デスクを挟んで椅子に座るのはディード。彼女は席を立ってお辞儀した。わたしも椅子に座りながら、「憶えていてもらってるようでなにより」って返す。

「では聴取を始める前にまず、この聴取は映像として残されます。これは双方の安全の為です。あと、念話・通信と言った外部との連絡手段も妨害されます。そして、あなた
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