暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic36これからの聖王教会〜Her case〜
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みんなから少し距離を取って、取り調べ開始時間まで話をすることに。
「あの、今日はどういった・・・?」
「捜査部幹部の、レジアスの取り調べに同行させてもらうことになってな・・・」
何十年と付き合いのあった友達をその手で捕まえるなんて、どれほどの痛みなのか想像も出来ない。もし、この手でチーム海鳴の誰かを逮捕しないといけない事態に陥ったりした時、わたしは迷うことなく捕まえることが出来るのかな・・・。
「そう言えばイリス。ルシリオンとは進展があったのか?」
「ぶはっ!?」
くっそ真面目な考えをしてたところに、ゼストさんから振られそうにない話題が来てビックリ。げほげほ咽ながら「きゅ、急にそんな話題・・・!」ってゼストさんを睨みつける。
「む、すまん。しかしその様子だと、未だに彼を射止めてはいないようだな。あれから・・・5、6年ほど経っているが・・・。よほど真面目なんだろうな、彼は・・・。それともお前のアプローチが弱いのではないか?」
「そうでしょうか? キスも何度もしましたし、夜の営みにも誘いましたし、両親にも紹介しましたし。あと告白もしましたし」
「・・・
お前の父親
(
リヒャルト
)
が聞いたら卒倒するな・・・。しかし、そこまでしてお前に靡かないとなると、彼には好きな娘がいるのではないか?」
「超強力なライバルが1人、わたしより下が1人の・・・四角関係?」
両手の親指と人差し指で四角を作りながらそう答えると、ゼストさんはすんごい苦い顔を浮かべた。わたしは「強ライバルははやて、弱ライバルはトリシュですね〜」と言うと、「あぁ、あの2人か・・・」と唸った。
「はやてが強敵過ぎるんですよね。はやてら八神家とは家族としての付き合いしてるし、養子を迎え入れて実質夫婦状態になっちゃってるし、ルシルも満更でもなさそうだし。最大の問題は、ルシルと一緒に居られる時間が余りにも違うということです! 今だって他の幼馴染は機動六課って部隊で一緒なのに、わたしは教会でコツコツ聖職者事をやってる始末! なんだこら!」
チーム海鳴のみんなは局でお仕事、わたし1人で教会のお仕事。別に騎士団が、教会が嫌なわけじゃないんだよ。チーム海鳴の友達が1人として居ないのが問題なのさ。寂しいんだよぉ〜〜〜〜。
「彼を教会騎士団に勧誘してみたらどうだ?」
「即断られました〜(泣)」
――あのさ、ねぇ、ルシル。ルシルもわたしみたく、局員と騎士団の二足のわらじ・・・やらない?――
――無理、やらない。体が持たない・・・さすがに――
それはもう無慈悲にわたしの意気をへし折って来た。思い返すとなんか泣けてきた。そんなわたしにゼストさんが「ならば、局でお前の部隊を作ってはどうか?」って提案してきた。
「わたしの・・・
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