暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic36これからの聖王教会〜Her case〜
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「私のゴルト・アマリュリス隊は第11管理世界ロヌムへ」

「プルプァ・グラディオーレ隊は第12管理世界フェティギアでの研究所捜査です」

クラリスの背後にトリシュとアンジェが姿を見せた。3人とわたし(ここには居ないけどルミナも)は、共にパラディンになって教会騎士団を支えようって誓い合った幼馴染だ。そして今回のプライソン戦役で、場所は違えど共に戦った、本来はわたしの隊だけだったけど、事後処理に駆り出されることになったんだよね、捜査する場所が多すぎて・・・。

「プライソンも、ミッドだけに研究所を造れば他世界にまで出張しなくて済んだのに・・・」

クラリスがお腹を鳴らしながら展開したモニターには、ミッド首都クラナガンで開催される予定だったグルメパーティ。管理世界中のA級B級C級の料理が一堂に会する祭典だ。クラリスは1年も前から楽しみにしてたんだけど・・・。

「知っての通り戦役の影響で開催は見送られてるし。まぁ素直に諦めて、今日も仕事を頑張りましょう」

アンジェがそう締めくくったところで、わたしは「あ、ごめん、ちょっと着替えて来る〜」一旦別れてそれぞれの隊舎へ。ロッカールームで局の制服に着替える。本局はミッド地上本部とは違って教会にも寛容だけど、さすがに捜査部エリアに別の組織である教会騎士団の団服で行くのはアウトだ。

「うん♪ 久しぶりに着たけどサイズはバッチリ?」

日々の努力はわたしを裏切らない。局は休職状態で、教会の聖職者としての事務といった体を仕事ばっかりやってたから、そりゃあもう体重がアップアップ。だから溜め込んだストレスを発散するために、母様と模擬戦を繰り返してた。

「おかげでスカートとお腹の間に手が入る〜♪」

体型を維持できてることにルンルン気分なわたしは「お待たせ〜!」とトリシュ達と合流して、改めて次元港へ向かう。んで、その道中、「どれだけ買うつもりです? クラリス」トリシュがそう言って呆れる。クラリスはレールウェイの停まる駅ごとに降車しては売店で食べ物を購入を繰り返してる。

「クラリス。あなた、過食症でも患ってるんじゃない?」

「過食症患者は食べてすぐに戻すってやつでしょ? 私、戻すなんて勿体ない真似はしてないし」

そう言ってクラリスは、先の駅で買ったお饅頭4つをさらっと食べて、「けぷ」とげっぷした。トリシュとアンジェが「はしたない・・・」頭を抱えた。

「それにしても、それだけ食べて太らないんですか?」

「そんな細い体のどこに入っているんでしょう・・・?」

「ひゃい!? くすぐった・・・!」

トリシュとアンジェがクラリスのお腹を触りまくる所為で、クラリスが「やん・・・!」変な声を出す。だから「2人ともやめよう、マジで!」他の座席に座るトリシュ達3隊の部下か
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