課外授業のデイウォーカー
決着後のフィールド×リゼヴィムと黙示録の皇獣
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
暗黒フィールドが解けた最下層の祭儀場、クーデターに荷担した上役の吸血鬼達とマリウスが闇に葬られた。戦いが終わったかのように部屋を覆う暗黒は次第に晴れていくと同時に、破壊神と暗黒龍は静かにヴァレリーを見ていた。アザゼルとシャルロットも視線に気付き、マリウスが消滅してアスモデウスに抱き寄せられてたヴァレリーの元へ行く。
「・・・・どうにも、引っかかる事がある」
「私もです、抜き取られたにしては静かすぎるので」
小型魔法陣を展開し彼女の様子を調査し始めると、先程から引っ掛かってた術式結果。抜き出したにしては状態として想定内な俺とバロール、やがて調査し終えると手を止めていた。
「・・・・なるほど、俺とシャルロットの疑問は解消できそうだ」
「どういう事?」
リアスが問う。アザゼルはヴァレリーを指さした。
「この娘の聖杯は元から亜種のようで、本来だと一つしか持てない聖杯がまだ存在している。と言う事はだ、この娘の体にはまだ聖杯が残ってる状態」
「私も可笑しいとは思いましたが、神滅具の抜き出し術式なのに余りにも静か過ぎて不気味に思いましたから。アザゼルや一真に我々の研究では神滅具抜き出しには派手だと聞いてますから」
『・・・・・・・ッ!』
リアスが問うとアザゼルはヴァレリーを指差しながら説明し、シャルロットも発言した事により皆が驚いてたがCB兼黒神の面々だけは相変わらずポーカーフェイスと言った感じだ。
「俺達が余り驚かないのは当然の結果であり、この子が持つ聖杯が亜種だと言う事も既に知っていた事なのですよ」
「アスモデウスの情報網や我らCBも知っていて、グレモリー達のみ知らされてないのも当然かと。ま、朱乃や白音も知っていたが箝口令によって知らないフリをしてた。破壊神と暗黒龍になった一真とギャスパーも知っていて暴れ回ったのも半分演技が入ってたしな」
「神滅具は通常一つだが、その娘には二つでワンセットと言うカウントされる亜種。調査するのはアザゼルに任せるが、その娘は死んでいないし昏睡状態か仮死状態なので取り出された聖杯を戻せば生き返るかもしれん」
『おおっ』
朱乃と白音以外のグレモリー眷属は安堵の息を漏らし、ヴァレリーも死んでない事も知った事。破壊神となった俺としては二度となりたくないが、久々に暴れ回ったのは何時振りだろうか。今世の神滅具所有者も訳分からんが通常神器所有者も訳分からずな方向へ行く事も、一真も創造神黒鐡のはずが神滅具所有者とされている。赤龍帝と白龍皇との因縁やら宿命と言う鎖も無くなった。
『一真が破壊神となった姿は二度と見れない光景だろう』
「そうだろうな。一真が破壊神となればこの世界は終わってしまうが、アルビオンも肉体持てたのも一真が創造神だからなのかもしれん」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ