0072話『工廠での一騒ぎ』
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的に私達のために頑張ってくれています。
だけど私達はなにかを提督に返していないんです。だから少しでも恩返しにと提督を喜ばせるものをと考えていたらいつの間にか花火を作成していたわけでして…」
それ以上は二人も面と向かって話すことが出来ずに顔を俯かせてしまっていた。
おそらく私に怒られるのかなと思っていたのだろう。
内容はともかく危険なものを作っていたのは確かな事だから叱らないといけないだろう。
だけど、
「…ありがとうな二人とも。私のために色々と考えていてくれて」
「「提督…」」
それで二人は俯かせていた顔をパッと上げて嬉しそうに顔を綻ばせる。
だけどただで許すわけにはいかないから、
「まぁ、それはそれとして反省文は書いてもらうぞ二人とも」
「はい。わかっています…」
「うん。しょうがないですよね…」
それで二人は素直に反省文を書くことにしたのであった。
「だけど花火は楽しみにしているよ。もう失敗はしないようにな」
「わかりました」
「了解です」
私から花火作成の継続の言葉が出たのが嬉しいのか二人は反省文を書きながらも嬉しそうだったのは言うまでもないことだろう。
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