暁 〜小説投稿サイト〜
やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
4.沖田総司は努力を惜しまない
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
伝われば男はうれしいんだよ。そして愉快にも勘違いしちゃう哀れな生き物なの」
 その俺の言葉を皮切りに、猛獣に睨まれたような寒気がしたのは気のせいだろう。
「………ヒッキーも揺れるの」
「揺れない。むしろそういう罠にかかりすぎて察知してかわすレベル」
 由比ヶ浜、お前は気づいてないだろうが猛獣二人ににらまれてるぞ。
「まあ、つまりは───お前の食感も味もまあまあのそこまでうまくないクッキーでもいいんだよ」
「ヒッキー、マジ腹立つ!もう帰る!」
 勢いよく立ち上がり、キッ!と俺を睨むと鞄を持って出口へ向かった。
「由比ヶ浜さん、依頼の方はどうするの?」
「あれはもういいや!あとは自分でがんばってみる!ありがとね、雪ノ下さん、沖田さん。あと、ヒッキーも」
 そして、由比ヶ浜は嵐のように去っていった。片付けしてけよ。


 
 翌日。
「やっはろー!」
 何故来ている?あのアホの子は。
「あ、由比ヶ浜さん。にゃんぱすでーす」
 総司も適当な返事をしちゃってるよ。雪ノ下に至ってはため息を盛大に出してる。
「……何か?」
「あれ?あたしあまり歓迎されてない?雪ノ下さんあたしのこと嫌い?」
「そんなこと無いわ。ただ、少し苦手なだけよ」
「それ女子言葉で嫌いと同義語だからね!」
 そんな言葉覚えるなら普通の同義語覚えろよ。今回の定期試験古典の問題で数問出るって話だぞ。
 その後、百合百合な雰囲気を雪ノ下と由比ヶ浜が醸し出し始めたため、俺と総司はそそくさと退散することにした。
「ヒッキー!これ!」
 そう言って渡されたのは、何かの袋。
「一応昨日はお世話になったし、お礼!あと、おきたんにも」
「あ、私はおきたんなんですね」
 おきたんって、なんだよその関西弁みたいなあだ名は。
 中をみると禍々しいはーと型をしたクッキーだった。
 やはり、由比ヶ浜に料理をさせない方がいいな。努力云々だとか才能云々だとかそんなチャチなもんじゃ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。






───────────────────


 設定B

 雪ノ下雪乃

 ポジション:アタッカー

 トリガー構成
 メイン:槍弧月、旋空、シールド、FREE
 サブ :槍弧月、幻踊、グラスホッパー、バックワーム

 サイドエフェクト:なし


 今作のヒロイン。二人目の槍使い。中学時代に留学から帰ってきてからボーダーに入隊。B級に上がってすぐ、偶然目に入った八幡とランク戦をするもフルボッコにされる。何か感じるものが八幡にはあったらしく何やかんやがあって比企谷隊に入り、八幡と総司に徹底的に鍛えられる。トラウマになっている。姉との関係はとこぞのプレイボーイのおかげで改善されており、今や恋のラ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ