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フェアリーテイル~世界最強の大剣豪~
一太刀目 

[8]前話
x686年 フェアリーテイル


「ジャック旅立つのですか?」

「メイビスか、暫く世界を回ってみようと思ってな」

メイビスと呼ばれた少女は目の前にいる男ジャックに話しかけた。

「ユーリやウォーロッド、プレヒトには話したんですか?」

「話してないさ。大勢の見送りは好きじゃないからな
 そろそろ行くよ。あいつらに見つかったらやっかいだから」

「「「ジャック」」」

名前を呼ばれたジャックは後ろを振り向くと三人の男がいた。

「ユーリ、ウォーロッド、プレヒト」

「勝手に行こうとするなよ」

「何故言わず行こうとする?」

「一言あっても良かっただろ」

「ちょっと待て一編にしゃべるな。メイビスにも言ったが見送りは好きじゃない」

「だからと言って言わないのはどうかと思うぞ」

「三人共悪かったよ」

「また戻ってくるよな」

「何だユーリ心配してるのか?ここは俺の居場所だからな絶対戻るよ」

ニヤニヤしながらユーリに話した。すると

「ば、ばか言ってじゃね。誰が心配するかよ」

「あっははは。悪かったそんじゃそろそろ行くわ」

「ジャックいってらっしゃい」

「メイビス。いってきます」

それが最後にメイビスと交わした言葉だった。




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