暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1731話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ないだろう。
 寧ろ堂々とそれを表に出して、俺に対する畏怖を与えた方がいい。

「馬鹿なっ、バルジまでだと!?」

 そう叫んだのは誰だったのか。
 ……まぁ、何も知らなければMSは自分の目で見てるのでともかく、バルジのような巨大建造物が空間倉庫に収納されるのは普通思わないだろう。
 俺だって、何も知らない状況であればそう思う。
 だが……空間倉庫は、これまでにもホワイトスターやジェネシスといった巨大建造物を収納してきた戦歴がある。
 そう考えれば、バルジの収納も特に驚くべき事じゃないんだよな。
 まぁ、それを知らないのであれば無理もないのだが。
 ともあれ、それが事実である以上俺から何かを言うような事はない。
 ああ、でもいっそバルジを見せてやった方がいいのか?

「待って下さい! では、もしかしてバルジを占拠していたという未知の勢力……そう言えば、あの白い炎の獣は……」
「それも、俺だ」

 カトルの言葉にそう告げる。
 俺が出した炎獣は見ているのだから、それをバルジを占拠した勢力が使っていた炎獣と認識してもおかしな事は全くない。
 にしても、カトルにも当然のようにバルジの情報はいってたんだな。
 いやまぁ、あれだけ大掛かりな存在なんだし、情報が入っていない方がおかしいか。
 そもそも、ウィナー家は宇宙にも勢力を持っているし。

「では……あの戦闘機になる機体も……」
「それも、俺だ」

 どうやらサラマンダーについての情報も持っていたらしい。
 サラマンダーについては、ゼクスと戦った事くらいでしか表に出ていない筈なんだが……一体どこから情報を得たんだ?
 OZの人間であっても、中東連合に通じているのはいるって事か。

「バルジの件までアクセルの仕業って……マジかよ」

 デュオの唖然とした声が聞こえてくるのを見ながら、次に口を開いたのはヒイロ。

「お前が異世界からやって来たというのであれば、以前サンクキングダムに現れたのはお前の弟ではなく……」
「それも、俺だ」

 その言葉と共に指を鳴らすと、俺の姿は一瞬白炎に覆われ、次の瞬間にはそこにあるのは20代の俺の姿ではなく10代半ば……丁度ヒイロ達と同い年くらいの姿の俺に変わっている。
 そんな俺の姿に、凛と綾子以外の者達が驚愕の表情を浮かべた。
 このW世界の人間にとっては当然か。
 いや、W世界に限らず魔法という概念がなければ、子供とは認識出来ないか?
 ……ああ、マクロス世界でなら、似たようなことがあったか。
 ゼントラーディ……正確にはメルトランディの時は見るからに大人の女なのに、マイクローン装置を使うと子供になってしまう俺の元同僚が。
 以前何かの拍子でクランと話した時には、ミハエルの眼鏡をパリンと割ってやった
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ