342部分:第二十八話 ミナ、一行に加わるのことその七
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第二十八話 ミナ、一行に加わるのことその七
「その様な重要なことはな」
「私だからなのか」
「そうだ。とにかく幽州の民の為か」
「そうだ、だから私が行く」
こう言う公孫賛だった。
「それでいいな」
「うん、わかったよ」
劉備はその公孫賛の言葉を笑顔で受けた。
「じゃあ白々ちゃん、頑張ってね」
「何度も言うが白蓮だ、間違えるな」
「悪気はないんだけれど」
黄忠はそんな劉備を見て言った。
「それでもそれが余計に」
「困ったことね。そこが」
神楽も少し呆れていた。何はともあれ公孫賛が出ることになった。彼女と袁紹はは鰻がこれでもかと入れられたその水槽を囲んで対峙した。
「貴女ですのね」
「そうだ、袁紹」
「名前は存じませんが」
袁紹は公孫賛の名前をどうしても覚えられなかった。
「それでも相手をして差し上げましてよ」
「だから御主といい曹操といい何故私のことを覚えられないのだ」
「だからどなたか存じませんことよ」
袁紹の今の言葉に全てが出ていた。
「まあ名前のことはいいですわ」
「それはか」
「それよりも。はじめますわよ」
こう公孫賛に言ってみせた。
「鰻対決、袁家伝統の」
「鰻を胸で掴んでそれでその捕まえた数を競うのか」
「これに勝てたら剣にお米や麦は貴女達のもの」
「よし、それならばだ」
「わたくしに勝って御覧なさい。是非」
こうしてであった。公孫賛と袁紹の鰻対決がはじまった。二人はそれぞれビキニに着替えてそのうえで水槽に入る。それからはじめるのだった。
鰻を胸で掴みそうして捕まえる。口で言うのは簡単だがこれが難しかった。
「くっ、胸で暴れて」
「こらっ、そんなに動くな」
ビキニの中で暴れ回る鰻達は二人にとって非常に厄介な相手であった。
「身体中にも絡みついてきますし」
「だから下には入るな!前にも後ろにも!」
「な、なあ」
「あ、ああ」
「これはまたえぐいな」
「エロ過ぎるだろ」
観客達はこれまた呆然となった。
「鰻対決、いつもやって欲しいよな」
「本当にな」
「ここまできわどいとな」
「そそられるなんてものじゃないぜ」
「全くだよ」
二人は何とか鰻を捕まえていく。だがそれは非常に厄介であった。
胸だけでなく腕や脚、腰や尻にも絡みついてくる。しかもそこには蛸や烏賊まで入れていた。そうしたものにも捕まりさらに困ったことになっていた。
「れ、麗羽様・・・・・・」
「何か物凄く淫らなんですけれど」
袁紹側もこれには呆然だった。
「それでいいんですか?」
「あの、その」
「これが袁家の決闘のやり方でしてよ!」
まだこう言う袁紹だった。
「それならば受けるのが道理でしてよ」
「ううっ、何か凄い気迫」
「それはあるけ
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