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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
341部分:第二十八話 ミナ、一行に加わるのことその六
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第二十八話 ミナ、一行に加わるのことその六

「学園の日々かあ」
「その作品でしか攻略できないしな」
「まあそれならそれでいいんじゃないか?」
「なあ」
「うう、確かに私はあの作品でも不遇続きだ」
 悔しささえそこにはあった。
「だが。それでも一作目ではしっかりとヒロインだったのだぞ」
「まあアンチも多かったけれどな」
「そんなに気にしないで下さい」
 ここでまた司会の兄弟が言う。
「まあそういうことでな」
「有り難うございました」
「結局私はこれだけなのか」
 こうしてであった。劉備側の出番は終わった。その採点はどうかというとだ。
「くっ、仕方ないですわね」
「やっぱり。向こうは凄過ぎますよね」
「ありゃ反則だろ」
 顔良と文醜も仕方ないといった顔で袁紹に話す。
「特に馬超さんが」
「あれはないだろ」
「まあいいですわ」
 袁紹はとりあえずは敗戦を受け止めた。
「それでは次ですわ」
「はい、それではです」
「次の勝負といきましょう」
 軍師二人が言ってであった。こうして次の勝負に入る。
 箱の中身を当てる勝負や腕相撲、それに連想問題が行われた。それぞれ一進一退であり戦いは最終戦にまで持ち込まれたのであった。
 その最後の戦いはだ。一騎打ちだった。
「さて、袁家伝統の決闘を行いますわよ!」
「ああ、あれなのだ」
「あれかよ」
 張飛と馬超はうんざりとした顔で言った。
「鰻なのだ」
「あれはあたし駄目だ」
 こう言って二人は退くのだった。
「大体胸でなんか掴めないのだ」
「あっても恥ずかしくてできないぜ、ありゃあよ」
「そうですよね。胸で鰻を掴む競争ですか」
 孔明も困惑した顔で話す。
「袁家ってそんなことまでしてるんですね」
「ううむ、かなり変態じみているな」
 趙雲もそれを言う。
「どうしたものかな、これは」
「私はあれは」 
 関羽も張飛達と同じ顔になっていた。
「無理だ。あまりにも恥ずかしい」
「私も。ちょっと」
 黄忠もであった。
「あそこまでは無理ね」
「こちらの世界には慣れたつもりでも」
 神楽も難しい顔をしている。
「そういうのは。格闘ならいいのだけれど」
「それじゃあ私が」
 ここで名乗り出たのは劉備だった。
「行くわ。それでいいかしら」
「いや、待て」 
 しかしであった。ここで出て来たのは公孫賛であった。
「ここは私が行こう」
「白々ちゃんが?」
「白蓮だ」
 まずはいつものやり取りからだった。
「私が行こう」
「どうしてなの?私が大将だし」
「ことのはじまりは私が幽州の飢饉を救わんとした為だ」
「あれっ、劉備さんの剣のことがはじまりだったのでは?」
 孔明が的確に突っ込みを入れた。
「確かそれは」

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