ORPHNOCH-灰虚の迷い子-
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フェノクの一人…自分を解放してくれたこの力が父親と同じものなのが皮肉だが、これを授けてくれたものは敢えて神様だと思い、切り捨てた…。
そして海尋は再び、カープオルフェノクへと変化し、姿を消した…。
その一ヶ月後…町のパン屋にて。
「ふぅ…はぁ、はぁ…うん、やっぱり美味しいな、菓子パン…。」
そこには力に溺れ、欲望と衝動に溺れた一匹の灰色のケダモノ…否、海尋が居たが、その姿は以前と変わりない十代の少女のものだったがどこか狂気に満ちた表情をしていた。店内であるにも関わらず平然と商品であるクリームパンやシュガーラスクなとといった主に甘い系統の菓子パンを手掴みしながらムシャムシャと食べていた…本来ならばここで店員に注意されるものだが誰も来なかった。何故ならば…。
既に店員は全員、衣服を残してその肉体は灰と化していた…。
オルフェノク、それは小さな星に生まれた新たな存在…疾走する本能に駆られながら堕ち行く果てにあるものは…?
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