0071話『長月のちょっとした疑問』
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!」
「うん…? 私にも説明してくれ。二人のやり取りが抽象的で少し分からなかったぞ?」
私は司令官と文月が何が言いたいのか分からなかったために二人に問いただしてみた。
すると大淀さんも少し笑みを浮かべており司令官が言うのを待っているのかそのままだった。
そしてそれに対して回答は司令官の口から聞かされることになる。
「ああ。まだ本格的な情報ではないのだけど、昨日の某テーマパークの瑞雲祭りのイベントで大本営直轄の日向からまだ誰かは分からないけど睦月型の改二が夏に行われるという話があったのでな」
「なっ!?」
「やっぱりー!」
私と文月は司令官のその話された内容に驚きの声を上げた。
文月は予想していたと思うが見当がついていなかった私からしてみれば驚愕の内容だった。
「そ、それで誰が改二になるんだ司令官!?」
それで私は思わず司令官に詰め寄ってしまった。
だけどそこで文月が、
「長月ちゃん、どおどお…! まだ誰かは分からないって司令官が言っていたでしょう? だから落ち着こう…?」
「そ、そうだな…すまない司令官。取り乱してしまって…」
「いや、大丈夫だ。…だからまぁそんなわけで今は駆逐艦強化月間with睦月型をしているわけなんだ」
「そうなのか…」
それで納得はいった。
司令官は基本資材を貯めている時などはほぼ演習でしか育てていないけど少しでも有力な情報が入ってくればそれに向けて走り出すんだよな。
それで今までも改二の艦娘は大体実装された当日には間に合っていたからな。
それならば私達睦月型としては喜ばしい内容だな。
「それでだけどな…」
そこで司令官が少し含みを入れた言葉の後に、
「有力の筋では今のところ文月が一番改二になる可能性が近いかもしれないという話が持ち上がっているんだ」
「わ、わたしー!?」
それで文月が驚愕したのか自身に指を差して変な顔になっていた。
司令官は「ああ」という前置きをした後に、この世界で使える提督同士のパソコンでのスレッドのやり取りの切り抜きを私達に見せてくれた。
そこには色々な事が事が書かれていたが私には理解できない内容もいくつかあった。
文月も少し分からなかったのか、
「司令官…? この■■■や×××ってなぁに…?」
「うわっ!?」
「ひっ!」
…なにやら文月の口から放送禁止用語が飛び出したようで司令官は慌ててその切り取りを大淀さんと一緒に隠していた。
そして、
「…ふ、ふむ。純粋な文月の口からそんな言葉が飛び出してくるとなぜかいけない事を教えているみたいで罪悪感が沸いてくるな…」
「そうですね。なまじ内容を理解していませんからなおさらいけないと思います…」
司令官と大淀さんはそれで疲れたような表情になって
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