戦闘校舎のフェニックス
合宿前半
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お茶を飲みながらリアスが一誠に訊く。
「さて、イッセー。今日一日修行してみてどうだったかしら?」
「はい・・・俺が一番弱かったです」
「そうね。それは確実ね」
ハッキリと告げる。
「朱乃、裕斗、小猫にトーヤはゲームの経験がなくても実戦経験が豊富だから、感じを掴めば戦えるでしょう。あなたとアーシアは実戦経験が皆無に等しいわ。でも、アーシアの回復。あなたのブーステッド・ギアだって、もちろん貴重な戦力よ。相手もそれを理解しているはずだから、仲間の足を引っ張らないよう、最低でも逃げる位の力はつけてほしいの」
「了解っす」
「はい」
一誠とアーシアが返事をすると、リアスが立ち上がる。
「さて、食事も済んだし、お風呂に入りましょうか」
「! おーふろーーッ!!」
風呂という言葉に反応しイスから立ち上がる。さっきの気落ちした感じは消え去った。
ホントそういうのには過剰に反応するよな・・・ある意味凄いよ。
「僕は覗かないよ、イッセー君」
「覗くなら一人で覗いてくれ」
「バッ! お前らな!」
「あらイッセー。私たちの入浴を覗きたいの? なら一緒に入る? 私は構わないわよ」
・・・それで良いのかリアス? 大事なゲームの前なのに。
「朱乃はどう?」
「うふふふふ。殿方の背中を流してみたいですわ」
「えええええ!?」
一誠が困惑の表情を浮かべながらも若干嬉しそうにしている。
あの二人がいたら血の涙を流してることだろうな。
「アーシアは大丈夫?」
顔を赤くし俯きながらも小さく頷く。恥ずかしかったら言えばいいのに。
最後に小猫と黒歌が残ったが・・・。
「小猫と黒歌は?」
「イヤです」
「イヤにゃ」
断った。それが普通の反応だ。
「じゃあ無しね。残念、イッセー」
「ガハッ」
アホ面で固まった一誠は椅子から転げ落ちた。
「・・・覗いたら恨みます」
倒れこむ一誠に追い討ちを食らわす。これでやったら本当のマヌケだな。
「あ!でも、私はトーヤだったらいいにゃん♪」
・・・はぁ!?
「私も・・・トーヤ先輩ならいいです」
「わ、私もトーヤさんとなら入ってもいいです」
「あらあら。それなら私もトーヤ君と入ってみたいですわ」
・・・逃げよう。俺は耐えられなくなりその場から駆け出し風呂場に逃げる。
「羨ましいぞ棟夜ぁぁぁ!」
「どこがじゃボケぇっ!!」
「イッセー君。僕と裸の付き合いをしよう。背中流すよ」
「うっせぇぇぇ! マジで殺すぞ木場ぁぁぁぁぁ!」
夜の別荘に響く怒りの慟哭。
あの後、騒ぐ一誠を鎮め風呂に入っているのだが、諦めが悪
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