戦闘校舎のフェニックス
合宿前半
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ぁぁl」
俺は全身に力を入れて一気に山道を駆け登っていく! 死ぬ! マジで死ぬ!
こんなことを何度も繰り返し、俺たちは目的地の別荘にたどりついた。
棟夜side
ウザ鳥、ライザーとの勝負を控えた10日間。この期間をリアスは修行にあて下僕の強化を図るそうだ。そのため山にあるグレモリー家所有の別荘に来ていた。
普段は魔力で隠れ、人前には現れない仕組みになっていて、今日は使用するので姿を現している。
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
・・・別荘前に一誠がうつ伏せに倒れこんでいた。無茶し過ぎたっつうの。
「わぁー! 素敵です!」
「さあ。中に入ってすぐに修行を始めるわよ」
修行ときいた瞬間、一誠は跳ね起きリアスを見る。
「修行ーッ!? やっぱり部長は鬼です」
「悪魔よ」
微笑を浮かべながら言い、別荘に入っていく。中に入ると木造独特の木の香りが鼻に入り込んできた。
リビングに荷物を置き、リアス達は二階に上がり俺たちは一階で着替える。
着替えの最中、一誠が木場に話しかける。
「なぁ木場。お前さ、前に教会で戦ったとき、堕天使や神父を憎んでるって言ってたけど、アレって」
「・・・イッセー君もアーシアさんも、部長に救われた。僕たちだって似たようなものなのさ。だから僕たちは、部長の為に勝たなきゃならない・・・ね?」
「ああ! もちろんだぜ。絶対に!」
「お前ら、さっさと着替えろ。リアス達はとっくに着替え終わって外に出てるぞ」
二人が話し込んでる間、着替え終え外で待つ。
二人が出てくると、リアスは笑みを浮かべながら言う。
「さて、修行開始よ」
レッスン1 木場との剣術修行
「うおりゃーーっ!! よっ! はっ!」
「そうじゃない。剣の動きを見るだけじゃなく、視野を広げて相手と周囲を見るんだ」
俺の前では、木場と一誠が木刀を持って剣の修行をしている。一誠は力任せに振るうが、木場は軽快に躱し、いなしたりしている。
−バシッ−!
隙を見て木場が一誠の木刀が叩き落とす。
「さすが騎士・・・ウガッ!」
「ほら。油断しない」
一撃を頭に貰いうずくまる。今のは痛いな。
「そこまで! 次はトーヤ、あなたが裕斗とやってみてちょうだい」
次は俺らしい。一誠と交代し、木刀を持って木場と相対する。
「つぅ〜。アイツ容赦ないな」
「大丈夫ですか、イッセーさん」
一誠はアーシアから治療を受けていた。俺は木刀を正面に構える。
「行くよ。トーヤ君」
「いつでもいいぞ」
言うなり互いに飛び出し鍔迫り、同時に後方に弾け高速で斬りあう。
斬りあって分かったが、魔力強化なしでは力では俺が上で速さでは木
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