戦闘校舎のフェニックス
フェニックス登場
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悪魔であり、フェニックス家のご三男であらせられます」
「フェニックス家?」
「そしてグレモリー家次期当主の婿殿」
グレモリー家の次期当主って・・まさか!!
「すなわち、リアスお嬢様のご婚約者であらせられます」
「こ、婚約!?」
俺は絶句した。野郎はリアス部長の婚約者だった。
棟夜side
「いや、リアスの女王が入れてくれたお茶は美味しいものだな」
「痛み入りますわ」
リアスの婚約者・・・純潔悪魔のライザー・フェニックス。リアスの隣に座り、堂々と髪を触ったり肩を抱いたりしている。
リアスが手をどかしても、しつこく触り続ける・・・セクハラで訴えてやろうか?
朱乃が入れてくれたお茶を褒める。朱乃は笑みを浮かべるも何時もと雰囲気が違っていた。
「いい加減にしてちょうだい。ライザー。私はあなたと結婚なんてしないわ」
我慢の限界を超えたのか、ライザーの手を払いのけ立ち上がり鋭く睨みつける。だがライザーはニヤけた表情だ。ちょーぶっ潰してぇ面。
「だがリアス。君の御家事情はそんなわがままが通用しないほど切羽詰まってるんだろう? 先の戦争で激減した純血悪魔の血を絶やさないというのは、悪魔全体の問題でもある。君のお父様もサーゼクス様も、未来を考えてこの縁談を決めたんだ」
カップに口をつけてから、話を続ける。
「新鋭の悪魔・・・キミの下僕みたいに人間から転生悪魔が最近は幅を利かせているけが、それでは俺たち古い家系である上級悪魔の立場が無い。力に溢れているというだけで転生悪魔と通じる旧家もいる。まぁ、それもいい。。新鮮な血もこれからの悪魔には必要だ。だが、純血の悪魔を途絶えさせるわけにはいかないだろう? 俺とキミは純血を途絶えさせないために選ばれたんだ。俺の家は兄たちがいるから問題ない。しかし、キミのところは兄妹2人だけ。しかもキミの兄君は家を出られたお方だ。そうなると、リアスしかグレモリー家を継ぐ者しかいないんだぞ? 婿を得られなければキミ代でグレモリーは潰えるかもしれない。キミは長く続いた家を潰すつもりか?」
悪魔の未来ねぇ・・・純血を絶やさないためなら政略結婚も有りってことかまったく。
「家を潰しはしないわ。婿養子だって迎え入れるつもりよ」
リアスの言葉を聞いたライザーは笑みを浮かべた。
「おおっ。さすがリアス! じゃぁ、早速俺と・・・」
「でも、あなたとは結婚しないわ、ライザー。私は私が良いと思った人と結婚する。古い家柄の悪魔にだって、それぐらいの権利はあるわ」
ハッキリと告げると、ライザーの機嫌が悪くなり舌打ちをした。
「俺もな、リアス。フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。この名前に泥を塗られるわけにはいかないんだ。こんな狭くて
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