ガンダムW
1730話
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完全に俺の原作知識にない展開となっているので、本当に終わりに近付いているのかどうかは確信を持てないが。
「とにかく、HLVの収容が完了したのならピースミリオンに戻るか。これからどう動くのかを決めないといけないし、他にも俺達と一緒に宇宙に来た面子を元の場所に送っていく必要があるし」
『あー……そうだな。まぁ、それはそれで色々と騒動になりそうな気がするけどよ』
『いいから、さっさと戻ってきなさい。色々と説明して貰う必要があるんだから』
俺とデュオが駄弁っていると、不意にそんな声が聞こえてくる。
誰の声なのかというのは、それこそ考えるまでもない。
視線を向けると、そこには予想通り映像モニタに映し出された凛の姿があった。
そうして視線を向けられると、俺は小さく肩を竦めてニーズヘッグをピーミスリオンの格納庫に向けて移動するのだった。
「うわぁ……やっぱり」
ピースミリオンの格納庫に入ると、そこでは予想通りの光景が広がっていた。
整備員を始めとした技術者達が、ニーズヘッグを一目見ようと……もしくは少しでも触ろうと、集まってきていたのだ。
それどころか、ハワードを始めとしたガンダムの開発者達までもが集まってきているのを見れば、ニーズヘッグがどれだけの注目を浴びているのかが分かるだろう。
実際、その性能はウイングゼロを軽く凌駕しているのだから、ウイングゼロの開発を任せたハワード達のプライドを傷つけてもおかしくはないが。
もっとも、だからと言ってニーズヘッグをハワード達に解析させたりする訳にはいかない。
コックピットから降りると、そこにいるのが俺だと気が付いたのだろう。集まっていた者達がざわめきの声を上げる。
まぁ、ニーズヘッグに俺が乗っていたというのはHLVに乗っていた者達経由で広まっていてもおかしくはないのだが。
いや、驚きの声を上げたのは、T-LINKフレームの効果の1つ、PS装甲の効果が切れて装甲の色が変わったからか。
ともあれ、コックピットから降りるとそのままニーズヘッグの足下に着地し、装甲に触れ……次の瞬間、そこにニーズヘッグがあったのは嘘だったかのように、その姿を消す。
再び広がるざわめき。
「おい、アクセル! 今のは一体……それに、あの機体は……」
技術者の中では俺に最も親しいハワードが、迫るようにして尋ねてくる。
「残念ながら、その話はまた今度だ」
「いや、今度って……え? 儂、もしかして幻覚でも見てたのか?」
「俺もあの機体を見たぞ! MSとしてはかなり小型なのに、悪魔の如き強さを発揮した機体」
「違うな」
ハワードの幻覚を見たのかという言葉に、近くにいた整備員が自分も見たと告げる。
「え?」
と、俺が何を
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