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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第596話】
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、ヒルトのイザナギを完全に覆い隠した。


「チィッ!?」

『く、暗いのですよぉ(>Д<)』

『これは――主君! 早く迎撃機能を!! ラファールが迫ってきている!!』


 その雅の言葉通り、瞬時加速で迫っていた真耶。

 その間にサブマシンガンの弾装を取り換えを済ませる。

 シールド内部で迎撃機能をオンラインにしつつ、脱出しようと足掻くが完全に包囲されて武器も振るえない閉鎖空間では無駄な行為だった。

 寸勁ですら封じ込められた空間――僅かに空いた隙間に捩じ込まれる銃口。


『わわっ(゚ロ゚) 逃げ場がないのですよぉ(。>Д<。)』

『チィッ! 装甲展開! 雅! ナギ! 完全解放だ!!』


 シールド内部で全身の装甲が開かれる、無数のレーザー砲口が現れた。

 そして――真耶の無慈悲な射撃がシールド内部に放たれる、イザナギから放たれる無数のレーザー――だが距離が近すぎて撃たれた弾丸、跳弾する弾丸全てを迎撃できない。

 シールド内部は剣呑な音と跳弾する火花、レーザー迎撃による光が僅かに漏れ聞こえてくる。

 逃げ場がない無慈悲な射撃に、生徒は息を呑む――。


「幾らなんでも……あれじゃ、有坂くんも……」

「そ、そうだよね……。 やっぱり山ちゃん強い……」

「ここまで、かぁ。 ……でも、正直ヒルトくん見直した。 アタシは少なくともそう思う」


 既にヒルトの敗北が決まったかのような言葉に――。


「ま、まだ決着は着いていません!!」

「そうだ! ヒルトくんが簡単にやられたりしないもんっ!!」


 反論したのは四組のソフィー・ヴォルナート及びエミリア・スカーレットだった。


「ヒルトさんはここまで来ました! 例え相手が副担任でも、私はヒルトさんの勝利を信じていますっ!!」


 グッと両手を構え、空高く右手を掲げるとソフィーは叫んだ。


「ヒルトさぁーん!! 勝負はまだ着いてませんから!!」

「そうよ! まだ負けてないし! それに、エミリアの素敵な彼氏なんだから負けるはずない!!」


 エミリアも同じ様に声を上げた――それが伝染するように今度は一組に。


「ひーくん〜! がんばれーッ!!」

「そうだ! 一年最強だって言われたラウラも倒したし、二対一でも勝ったんだ! 俺が応援するんだ! 負けるなヒルトォーッ!!」

「おー! 負けたら許さないー、負けたらヒルトに梅干し食わせてやるぞー!」


 本音、理央、玲と声援をあげる――。


「ヒルト君! 負けないで!!」

「そうだよ! 山ちゃん相手だけど、ヒルトくん負けるなー!!」

「有坂くん、その武勇――皆に見せてくださ
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