課外授業のデイウォーカー
最下層・抜き取られた聖杯と上役達×公開処刑と化したフィールド
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・・変わり果てたギャスパーに会えた・・・・それだけで十分よ、それに私の唯一の友達・・・・家族。ねぇ、ギャスパー・・・・」
「何かな?」
「・・・・お日様・・・・見たかったわ・・・・皆でピクニックに行けたら・・・・どんなに・・・・」
「見れるさ、今は一真先輩の延命処置でこんなに喋れるんだ。僕が連れて行ってあげるよ、ピクニックも行きたいね」
その手を取りながら、ギャスパーは静かに言って天井を見上げるヴァレリーはその先を見据えていた。危篤状態でもギャスパーは泣かない顔ではなく、落ち着いて静かに怒りを燃えても冷静な目で語りかけている。
それも知らないヴァレリーもだが、リアス達もとても驚いた顔してたけどハイブリッドの朱乃と白音も同じ気持ちでな。この状況に耐えられなくなったアーシアは、護衛役のファーブニルによって抱きついてきた。
『全く、まさかアーシアを泣かせるとはとんでもない奴だ』
『ここは任せな。俺とギャスパーは静かに怒りで燃えている事に気付いてるのは』
アーシアも一度体験するはずの道であったが、例え未遂であっても悲しむ事が出来るのも友達が目の前でこうなれば誰だってこうなるさ。アーシアの道を修復したのも俺だが、ヴァレリーがこうなる事も知りながら黙ってた。ヴァレリーはギャスパーの頬を撫でた後、ギャスパーの胸元に手を添える。もしかしてヴァレリーはギャスパーの中にいる存在を知っていたのかな。
「・・・・ここに・・・・もう一人の貴方も居るけれど・・・・どうやら織斑様と貴方自身も知ってたようね。だったら最期にお願いしなくちゃ・・・・貴方ともお話がしたかったわ・・・・貴方が表に出れる所を見たかったけど《ヴァレリー、俺ならここにいるぜ》まあ・・・・貴方からそう言ってくると言う事は、ギャスパーを媒介にして喋っているようね」
《ああ。一真の旦那とギャスパーの許可で俺は表に出て来られる。俺もある意味でギャスパーであり、中にいるのもギャスパーである》
この声について俺とヴァレリー以外の者には聞こえないが、ギャスパーの気配が変化した事には気付いた様子だな。バロールと話した後、ヴァレリーの命が散りそうになるが昏睡状況になるのだろう。
生死の分岐点として死神ではなく神によって、生きてるけど俺ら以外の者らはヴァレリーが死んだと思ってる。この光景に不快に拍手するマリウス・ツェペシュは、聖杯を片手に掴みながら笑みを浮かべてながらリアスに告げる。
「リアス・グレモリー様、貴女の力を私に撃って下さい」
「・・・・ええ、遠慮なくいかせてもらうわ。何故一真達やギャスパーが無言のままの冷静振りに呆れてたから、代わりに私が怒りの鉄槌をくれてやるわ!吹き飛びなさい!」
俺らの事を不快に思っての一撃、手に危険な滅びの魔力を込め
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