着任〜艦隊合同作戦
闇で生きていたもの後編
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飛行機に乗り数時間、大淀に指定されたポイントに到着した。
「本当にここで良いのか?」
大淀に指定されたところは崖ギリギリのところだが、少し離れたところに、研究所らしき物を発見できた。大淀が無線越しに連絡してきた
「その辺りに帰宅用のヘリを下ろしておくのでちゃちゃっと終わらせてください」
「随分、適当な指示ですこと」
「今までもそうですよね」
「そうだけどさ、たまには秘書らしいことしないの?」
「そう言いながら、秘書艦下ろしたのは誰ですか?」
「私でございますが何か?」
「そろそろ、行った方が言いと思います。今日だけでも3人連れて行かれたらしいですよ?」
「わかった、無線は付けていくけど、任務中は切っておくから、終わり次第また付けるよ」
「いつも、そうですよね。逆に気になりますからねどうしても」
「聞くに耐えん音が凄いから切ってんだよ。前に組んでたペアにそれをやって、吐かれたことがある」
「憲兵の人ってそういうの耐性がありますよね?」
「いや、艦娘希望だった子が志願してきた。」
「それは、その子の自業自得ですね」
「じゃあそろそろ行ってくる」
一応、憲兵としての仕事は停止しているが、どうしても他が処理できない事件や、最後の警告を無視、陸軍絡みの艦娘誘拐、艦娘達の権利を踏みにじる輩に限り、俺が志願したり、依頼を受けている。今回は匿名希望だが、陸軍の話が出るところ、家の親が頼んだのだろう、彼方から見たら自分の妻と息子が危ないと思ったのだろうか、母さんは艦娘になってパワーダウンしてあの強さだし、俺も艦娘の明確な意思がない攻撃以外では、ダメージすら通らない装甲があるのにね。
「いやー、警備が凄いねぇ」
独り言を言いながら、研究所に近づいていく、確かに機密保持をしようとするとかなり厳重になっている、親父に前に見せてもらった陸軍の新兵器とやらが置いてあるが、これは何故か艦娘に近いエネルギーを感じる、まさかとは思うがこれが陸軍の兵器か?それにしては小さすぎると思う内に、研究所の壁の近くまで来た。
「これはまた、高い壁だな」
家の鎮守府でもこんなに高くないのに、ざっと30mはあるであろう壁を見ながら言った
「じゃあ、穴を開けますかな、どうせ明日には更地になるんだし」
艦娘達を脱出させるためのルートは既に他の奴に作らせてあるから好きなだけやって殺って良いと依頼主は言っていたらしいが、その前にレーダーで艦娘の気配がないか探す、そうすると地下に3〜5人程の気配を感じた
「保護対象は地下に居るみたいだ、大淀聞こえたか?」
「了解です、レーザーの射程から離れてるみたいなので1発撃ってください」
「わかった、また無線繋ぐわ」
無線を切り、その1分後周囲に強烈な風圧が発生し、すぐに更地となってしまった深海装甲は、怨念や、その場所に残る思
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