暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0070話『瑞雲祭り』
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
並んで飛行をしていて色々な形の飛行機雲を作っていく。
それに町の人達は「いいぞー!」という声を上げて盛り上げている。
うん、よかった。町の人達のウケはいいみたいだな。
それで午前中は何度も瑞雲を発艦させては町の人達の人気を集めていた。
そこに私の前に七海ちゃんが走ってきた。
私の腰に抱きついて、

「提督のお姉ちゃん! 瑞雲っていい動きをするんだね!」
「そうだよ七海ちゃん。昔の人達が戦争のために作ったものだから一概に褒められたものじゃないけど今は深海棲艦を倒すための力として一躍担っているんだ」
「そっかー。瑞雲ってすごいんだね」

七海ちゃんは素直な感想を抱いていた。
もしこれを日向とかが効いていたらとてもいい笑顔を浮かべる事だろう。

『―――続きましては艦娘音頭を始めたいと思いますので参加は自由ですが出たい人は集まってください』

というアナウンスが流れてきたので、

「提督のお姉ちゃん! 一緒に踊りに行こう!」
「そうだね。いこうか」

それで七海ちゃんに手をを引かれながらも時雨達がいる場所へと向かい、

「あれ? 提督も一緒に踊るのかい…?」
「ああ、七海ちゃんに誘われてしまったのでな」
「そっか。それじゃ楽しんでいってよ」
「ああ」

それで町に人達と一緒になって艦娘音頭を踊って夜まで楽しんでいった。
そして夜になるとサプライズとして着物姿の加賀がマイクを持ち、

「…それでは加賀岬、歌わせていただきます」

そういって加賀岬を熱唱する加賀さんの姿に見惚れる人が続出していた。
それを天龍がやっていた屋台でもらったフランクフルトを食べながらも、

《提督、楽しいですね》
「ああ。できれば榛名とも一緒に踊りたかったがな」
《私もです。でも楽しい雰囲気を一緒に味わえるだけでも嬉しいです》
「それならよかった」

そんな話を榛名としながらもその晩は瑞雲祭りは盛況で終わったのであった。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ