第一話。全てが酷かったので青空を見上げました
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らから紹介を終え、銅貨を稼ぎ、和葉の食堂に来る。
「儲けた。食事を頼む」
有り金を置くライに、カスラも、和葉も驚く額だ。
「店にいる者すべての代金に不足はなかろう」
これに子供達も、浮浪者も、多くの者が今日の実りを感謝した。
和葉も嬉しそうに作り出し、足りなければ買い足し、子供に金を払う使う、炊き出しのように使い切り、カスラと共に焼きそばを分け合う。
「一日一食でも食べられるのなら問題はない、次は水だな」
二人で食べながら、ライのボソリと呟く一言に、カスラは今日の実はよいとしても、明日の水かと項垂れるも、少なくても明日の食事は保証されるらしく、カスラとしても文句はない。食べてからら休み、そこにルイリーが来る。
「はい」
片目のレンズの女指揮官が挨拶し、ライが敬礼をする、カスラもこの友人の動きは把握はするも、予想が出来ない嵐のような女友達と楽し気に苦笑していた。
「水、それを売るわ」
ルイリーの言葉に、ライがニヤリと笑う。
「買おう、代わりに塩を売ろう」
これにルイリーは面食らい、思わずに笑ってしまう。また諸手を上げて言う。
「降参よ。二度も全面降伏なんて」
また指揮権を受け取り、兵士達を使い、水を取る水道を作り始める、これには職人たちを使い、氷を生み出せる魔術師達を使い、凍らせてから氷を売り、これを使い食料を保存する冷蔵庫を作り、圧倒的な錬金術で、町を大忙しに変えてから、夜の前に近くの漁村に有り金を支払い、塩を買い占めてから、これを銅貨で販売した。
金貨1枚に対し、銀貨10枚、銀貨1枚に対し、銅貨10枚、銅貨一枚が塩の値段、これに裏付けられた町は活気づき、一気に仕事が増え、町が動き出した。
ゴミは軍が買取り、このごみを資源化し、リサイクル技術を、職人たちが生み出して活用し、城塞都市は息を吹き返した。
ライが城より去る前に、文官長に道は国なりと教え、それを常に整備せよと課す、これに文官長は強く賛同し、自らの私欲すらも上手く使うライに感謝した。
翌日の前に、ライの前に一人の女性が現れた、褐色の肌に桃色の髪をした若い女だが、白いロングマントに、蒼い縁、空色のサイドスカートをはき、黒のレザーパンツをはくが若い女だ。
「カーラと言う、貴女がライ&カスラ?」
周りの道行く人々が見る、また褐色の若い女だと唸る。
「面白いわね。貴女は面白い人よ。だからとあるギルドを紹介するわ」
これにライは財布を見る、この予想外の行動に、誰もが言葉がなく、カーラも目をしばたかせて言う前に、カスラも財布を見る。二人の妙な行動に、辺りの人々も財布をつい見てしまう。
「な、何?」
カーラと名乗った女性も驚く一連の行
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