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提督はBarにいる。
肉+夏野菜で夏を乗り切れ!・その1
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ジャガイモは皮を剥いて4つに切る。玉ねぎは薄くスライスしておき、辛いのが嫌なら水に晒しておく。

 鍋に水を張り、ジャガイモを茹でていく。沸騰してきたら火を少し弱めて10〜12分程、竹串がスッと入るくらい柔らかくなるまで茹でる。

 その間に味付け用の『梅マヨ』を作るぞ。梅干しの種を取り除いて叩き、梅肉を作ったらマヨネーズ、醤油、わさびと混ぜ合わせておく。わさびが苦手って人は少なくてもいいが、入れないと味がとっちらかっちまうから、少しは入れるようにしてくれ。

 ジャガイモが茹で上がったら茹で汁を捨てて再度火にかけ、水気を飛ばす。熱い内に潰し、玉ねぎ、おかかと和える。ある程度混ざったら梅マヨを入れて更に和えれば完成。




「さぁ出来たぜ、今夜のお通しの『梅わさびポテサラ』だ」

「うわ、何だか創作料理の居酒屋に来たみたいだ」

「でしょ〜?提督ってアイデアマンの上に料理上手なんだから!」

 オイオイ、褒めたって何も出て来やしねぇぞ?まぁ、胃腸が疲れてるなら最初は酒も控えた方が良いだろうな。

 しっとりとしたポテトサラダから、梅干しの酸味とわさびのツンとした辛味が仄かに漂う。それを纏めるおかかと醤油の旨味。そこにシャリシャリと玉ねぎがアクセントを加える。酒飲みならここいらでビールか冷やをキューっとやりたくなる。

「いやぁ、工員の先輩方や足柄さんから美味い美味いとは聞いてましたけど、想像以上でした」

「そうかい?嬉しいねぇ」

 やっぱり若いな、少し滋養のある物を食えば持ち直す力は強い。これならもう少し食わせても大丈夫そうだ。

「足柄、彼の隣に座ってんのもいいが、こっちに入ってきて手伝ってくれ」

「え、いいの?私が手伝ったりして」

「いいんだよ、ホラこっちこい」

 これが当初からの狙いだったりする。足柄に夏バテ対策にさどういう食材がいいかを教えつつ、料理を提供する。少しずつ胃腸の調子を整えて、最終的には肉をガッツリいける位まで戻してやるのが目標かな。

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