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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0069話『ホームシックと信じてあげる事』
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すしかないんだからな。

それで町長さん達と少し話をした後、私達は帰路についていた。

「司令官さん。やっぱり深海棲艦についてもっと知りたくなりました…?」
「春雨。そうだな…あちらにも喋れる個体はいるんだから少しは対話が出来てもいいんだけど肝心の深海棲艦が問答無用だからな。だから仕方がないよな」
「そうね。それでなきゃ私達が戦う意味がないからね」

村雨はそう言ってため息をつく。
人類に艦娘…そして深海棲艦。
この三つの枠組みはいつか平等になることはあるのだろうか…?
ただでさえ人類は艦娘を都合のいい兵器と捉える人も少なくない。
柳葉大将や他にも艦娘に理解ある人たちはいるにはいるけれどやっぱり少数の部類に入ってしまうのが現状だからな。
だからせめて私は私で彼女達艦娘の事を人と同じ扱いでやっていこう。
艦娘にだって人類と同じく心はあるし嫌な命令には不快感を出すのは当たり前だ。
だから私はそんな嫌だと思う命令をしないように心掛けていこう。
彼女達を守るのが私の仕事だ。
気負いせずに彼女達を信じてあげよう。
だって、彼女達は私の家族なんだから…。



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