船の正体
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るナミ。
ユウ「そこに正座だ」
ナミ「はい…」
諦めたのか、観念して俺の前で正座する。
ユウ「あのな、自分の金とかならいいが、あの船の所有権はルフィとウソップだろが。それをなんでお前が勝手に賭けてんだよ」
ナミ「はい…その通りです」
ユウ「その通りですじゃないだろ?しかも賭けた理由が、爺さんから宝の有りかを聞き出したいが為って…舐めてんのか?」
ナミ「ヒッ!!」
『!!!』
俺の言葉に、ナミはビビり他の連中は離れていた。
ユウ「昔にベルメールさんと言ったよな?賭けをするなとは言わないが、他人に迷惑をかけるなって。時には引くことも大事だって。お前、俺とベルメールさんの言った事、何も聞いてなかったのか?ん?」
俺はナミの耳を引っ張る。
ユウ「お前のこの耳は飾りなのか?どうなんだ?」
ナミ「イタタタタタ!!!ユウお兄ちゃん!!ごめんなさい!!!」
ナミは泣きながら俺に謝る。こんな事をするのは、本来ベルメールさんの役割なんだがな。この場にいないし、身内の俺がしっかりと説教しないとな。因みに、ナミの普段見ない出来事に、ルフィ達は顔を青くしていた。
ユウ「謝る相手は俺じゃないだろ」
俺は引っ張ってた耳を離すと、泣きながらナミはルフィ達に謝る。
ナミ「皆…本当にごめんなさい」
ウソップ「き、気にするな!なっ!皆もそうだよな」
サンジ「あ、ああ」
ルフィ「そうだな」
ゾロ「負けちまったモンは仕方ねぇ」
ユウ「俺からも、妹の勝手な行いで迷惑をかけた」
俺も一緒に頭を下げた。
ビビ「頭を上げて下さいユウさん!」
ウソップ「そうだぜ!俺達はもう気にしてねぇからよ!!」
ゾロ「副船長が船員に頭を下げるな」
ユウ「それは違うぞゾロ」
俺は頭を上げてゾロに言う。
ユウ「俺は、ナミの兄貴としてお前達に謝ってるんだ。お前達に謝ってるのは家族としてだ」
ゾロ「…分かった」
その言葉にゾロは頷いた。聞いたら、ルフィも約束したし破るつもりはなかったみたいだ。
ロビン「チェックメイト」
「んん…これは」
いつの間にかロビンと爺さんが勝負していた。
ロビン「フフッ、船を取り返せそうね」
ユウ「どうなんだ爺さん?」
「グヌヌヌ…参った!!」
『やった〜!!』
勝負はロビンの勝ちとなった。
ナミ「やっぱり頼りになるわ!」
「「「儲かりまっか〜」」」
「ボチボチでんな〜」
先程とは真逆な事が起きたのだった。
ユウ「悪いなロビン。ナミの…妹の不始末をよ」
ロビン「気にしないで」
ユウ「いや、本来は兄である俺が勝負するつもりだったんだ
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