第八幕その五
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「じゃあそれにしよう」
「雑炊にね」
「雑炊にしよう」
「あれ食べよう」
「よし、皆もそう言うし」
先生は動物の皆の言葉も受けて言いました。
「最後はね」
「雑炊ですね」
「それにしようね」
こう笑顔でお話してでした、先生達は最後は雑炊を食べました、そして雑炊を食べてからお風呂にも入ったのでした。
お鍋を食べた次の日です、この時は図書館で調べものをして本を読んでいる先生にこの時も一緒にいる動物の皆が言ってきました。
「昨日のお鍋美味しかったね」
「最後の雑炊もね」
「もう身体ぽかぽかでね」
「あったまったわね」
「そうだね、昨日も最高だったよ」
広くてとても奇麗で本が一杯ある図書館の席に座って本を読みつつです、先生は皆に穏やかな笑顔で答えました。
「美味しくてね」
「そうだよね」
「いや、本当によかったわ」
「冬は温かいものよ」
「日本でもね」
「そうだね。ただ日本はイギリスよりもまだ暖かいけれど」
先生は冬のお話もしました。
「お料理はイギリスより充実してるかな」
「冬のお料理でもだね」
「そうなんだね」
「イギリスの冬よりも日本の冬は暖かいのに」
「それでもなんだね」
「というかイギリスだけでなく欧州の冬って」
「そうそう、かなり寒いわよね」
チープサイドの家族がここでお話しました。
「フランスもドイツもね」
「ロシアや北欧なんか凄いわ」
「スコットランドの北なんか」
ジップはそこに行った時のことを思い出しました。
「物凄いしね」
「ウィーンなんかも寒いよ」
チーチーはこちらのお話をしました。
「あそこもね」
「チェコやポーランドだって冬に大雪は普通で」
トートーはこちらのお話をします。
「かなり寒いしね」
「オランダも寒いわ」
ガブガブはイギリスとは海を挟んですぐの国のことを思い出しました。
「あそこも」
「イタリアとかも結構ね」
ポリネシアも言います。
「冬は厳しいものがあるから」
「欧州全体が寒い?」
ダブダブはこう言いました。
「日本よりも」
「全体じゃなくてもかなり寒いね」
ホワイティはダブダブに応えました。
「何といっても」
「イギリスにいた時は思わなかったけれど」
「寒いとは思っていてもね」
オシツオサレツはアフリカの暑い場所にいましたがイギリスにすっかり慣れていました、それでこう言うのでした。
「日本の寒さと比べると」
「イギリスは相当だね」
「ロンドンとかにしても」
老馬はイギリスの首都のことを思いました。
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