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恋姫、普通に考えた強キャラ
いちわー
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発する衣装は猛獣の群れに肉を出してる様なモノだ。
服装から見るに趙子龍には襲われても負けないという強さへの自信が溢れていた。

事実、趙子龍は数十の賊を一人で打ち倒した事が実際何度もある。まだ発展途上であるが神槍とまで呼ばれる才能があった。既に実戦での無類の実績もあり若さゆえの自信の過剰でもない。  

三人ともに巨漢程度なら一対一で趙子龍が負けることは絶対に無いと考える。筋肉の量では圧倒的に負ける趙子龍の方が強いと考えるのに何の疑問もない。

何故ならこの世では男である事も筋肉の多さもだが強さとしてあまり重要視されない。そもそも強者は女性だと言う認識が広まっている。それは一重に女性が気と言う力を使えるからだ。
気の有無は完全武装と素手程の差がある。だから武人の女が男には負ける事が無いと考えるは仕方がない事なのかもしれない。

「まぁ、何にしてもあの様な輩を見たからには見逃すわけにはいかないですな。ちょっと行ってくるとしますよ。風達は少し待っていてくれ」


趙子龍は気軽に決めた事に二人は頷き簡単に岩の影に隠れる。頭が見えている。直ぐに終わると考えていてるのか隠れ方が雑だ。

趙子龍が苦笑する。

「ふ、なら期待通り直ぐに終わらせるとしますかな」

趙子龍は槍を構えながら巨漢の男に背後から近寄る。足の音を消しているのに速い。そのまま男の間合いに入り槍を握る。狙いは少女を巻き込まない頭部。

(一撃で殺る。不意打ちで殺るのは性には合わないですが、少女を盾にされると困りますからな) 

槍が構えられる。

(はっ!!)

無言の槍の一閃!

趙子龍の風を切る槍が男の頭に向かう。 
男の背後からの不意打ち。
槍を突く瞬間にも男は気づいてる様には見えなかった。

ヒュ!!

「!?」

槍が空を切る。

「(避けただと!?)」

動揺する趙子龍、槍は男の横にある。 
男は頭を横に向け避けた様だ。

「??……うお」

巨漢の男は横にある槍を見て其から趙子龍を見て驚く。
男の視線。見てるのは胸と太股という露骨な視線。 

(いや偶然か……偶然としても女と見たら即座に欲情するような輩に一撃をかわされるとは不覚!)

趙子龍は怒り避けた事を完全に偶然と片付けた。

「なんのつもりですか。アナタは誰です?」
 
人相の悪い男は意外に丁寧な言葉で話す。
問い掛けに趙子龍は冷徹に言い放つ。

「ふん、貴様の様な輩に名乗るのは不快だが訊ねられたなら名乗ろう。我が名は趙子龍、女を食い物にする輩は我が槍の錆となれ」

「?食い物、なんのことを言ってるんです?」

「後ろのを見て言い逃れが出来ると思うな!」

「?…ん?後ろって、え、違いますよ。後ろの女の子は
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