第一章
XXI
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ギスと女公爵は何か面白い事が始まると言わんばかりにルーファスらを見ていたが、次の王の言葉を聞いた三人を見て堪え切れずに笑い出したのであった。
「ファルの街長は伯爵だぞ?」
「はぁ!?」
三人は同時に同じ声を上げた。そしてルーファスは女公爵を見たが、彼女は外方を向いて笑っていた。コアイギスも同様で、ウイツでさえ面食らった顔をしていた。
「叔母上…。」
「私は何も聞かれなかったぞ?知っておるとばかり思ぅておったわ。」
そう返されたルーファスは、ヴィルベルトとウイツへ振り返って、もう勘弁して欲しいと言わんばかりに溜め息を洩らしたのであった。
そんな彼らを見て、王もまたその顔を笑みで満たしたのであった。
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