第一章
XIX
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
なんでも…。」
ヴィルベルトは溜め息を洩らしつつそう言うと、ルーファスはクルリと振り返って言った。
「こんなんでもは余計だっつぅの!ほれ、行くぞ!」
そうして三人は陣の真下へと移動した。が、ヴィルベルトだけは表情を強張らせていた。
「これって…やっぱり…」
「彼の場所へ我を繋げ!」
「やっぱり!」
ヴィルベルトの叫びも虚しく、三人は再び移転魔術を行使してその場より立ち去ったのであった。
後に残されたものは、憂いの消え去った穏やかな風景と、そこに刻まれた幾多の想いだけであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ