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転生とらぶる
ガンダムW
1728話
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ーベルを使えるようにと若干の改良をされはいるが、あくまでも通常のトーラスとそう大差はない。
 更に言えば、ヒルデの操縦技術は決して高い訳でもなかった。
 一応俺達シャドウミラーの面々と訓練をしているので、一般の兵士よりは高い操縦技術をもってはいるのだが……それでも、結局のところMD以上の実力という訳ではない。
 残念だが、これに関しては純粋に才能の差だろう。
 まぁ、原作でもMDを相手にしては逃げの一手しか打てなかったしな。
 原作と違って、十分に訓練出来てもMDに対抗出来るようにはならなかったのだろう。
 もっとも、MDに勝てないからといって、必ずしも自分だけでどうにかしなければならないとは限らない。
 こちらもまた原作でだが、コロニー付近で戦っていた有人機がMDをコロニーに設置されているビーム砲の射程圏内に引き込んで撃破するという手法を使っている者がいた。
 そしてコロニーではないが、ピースミリオンには大量にビーム砲がある。
 それを上手く使えば、多少はMDに対抗する事は可能だろう。
 ただ、それではあくまでも多少であって、実際にはそう長い時間対抗出来るという訳ではない。
 だからこそ、デュオはヒルデを心配しているのだろう。だが……

「心配するな。ピースミリオンの援軍には間に合う」
「いや、だからどうやってだよ! 連合宇宙軍も敵に回ってるんだろ!?」

 デュオの苛立ち混じりの怒声に、セプテムの顔が顰められる。
 まぁ、連合宇宙軍を任されていたセプテムにしてみれば、自分の配下があっさりと裏切ってシャドウミラーに攻撃をしたというのが面白くないのだろう。
 痛恨の極み……といったところか。
 元々セプテムの部下にはシャドウミラーを面白くないと思っている連中がいた。
 トレーズ――もしくはレディ・アン――は、そんな者達に手を伸ばしたのだろう。
 勿論、連合宇宙軍の全てがトレーズに寝返った訳でないと思う。
 俺達を面白く思わない奴がいるのとは逆に、シャドウミラーと友好的な関係を築いた者達も決して少なくないのだから。
 ……それでもピースミリオンに攻撃を仕掛けられたという事は、ある程度以上の地位を持つ者が多く引き込まれた……といったところか?

「そうだな。……そっちの話をしておく必要もあるか。セプテム、こうしてピースミリオンに攻撃を仕掛けている以上、そいつらは撃破しても構わないな?」
「……うむ。こうなってしまった以上は仕方がないだろう」

 不承不承ながら、セプテムは頷く。
 まぁ、裏切ったとはいえ仮にも部下だった者達だ。
 何だかんだと部下思いな一面もあるセプテムにとっては、顔を知っている者もそれなりにいるだろう。
 そうなると、出来れば殺して欲しくはないと、そう思うのは当然だった。
 それで
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