326部分:第二十七話 神楽、あらたな巫女を見るのことその五
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第二十七話 神楽、あらたな巫女を見るのことその五
「袁紹様はお風呂で最初に何処を洗うか」
「それです」
「えっ、そんなのわかりません」
孔明は驚いた顔で叫ぶようにして言った。
「だって私袁紹さんじゃないですし」
「当たり前ですわ」
袁紹も憮然となっている。
「わたくしでも意識していませんのに」
「この問題を答えられる者がいるのか?」
「いないと思うのだ」
関羽と張飛も自分の席で言った。
「この問題はかなり」
「無茶もいいところなのだ」
しかしである。顔良が自分の席のボタンを押して名乗り出る。
「はい」
「おう、顔良ちゃん」
「どうぞ」
「頭からです」
こう答えるのだった。
「そこからです」
「おう、正解!」
「その通りです」
ドンファンとジェイフンは回答を見ながら答えた。
「こんなのよくわかったよな」
「そうだよね。何で顔良さん知ってるのかな」
二人はこのことに首を捻った。
「その理由を知りたいな」
「そうだよね」
「全くですわ」
袁紹も憮然としたままである。
「斗詩さんがどうして知ってますの?」
「まあ第二問な」
「今度は」
キム兄弟はさらに司会進行を続けていく。
「袁紹さんの今日の下着の色は」
「何色でしょうか」
「はわわ、私のならわかりますけれど」
孔明は完全に困惑しきっていた。
「白ですけれど」
「自分で言ってどうするんだよ」
馬超がその孔明に呆れていた。
「そんなのよ」
「はわわ、言っちゃいました」
「見ろよ。観客の人達興奮してるぜ」
当然その孔明を見てである。
「全くよ」
「失敗しました・・・・・・」
「まあ白はいいけれどな」
何気にこんなことを言う馬超だった。
「あたしは最近着けないけれどな」
「翠さんはエメラルドグリーンですよね」
「ああ」
ついついこの問いに答えてしまった。
「そうだよ」
「それで桃香さんはピンクですし」
「私ピンク好きなの」
にこりと笑って答える劉備だった。
「何か女の子らしい色で」
「似合ってますよ、とても」
孔明もその劉備ににこりと笑って述べる。
「関羽さんも白がお好きですよね」
「清潔な感じが好きだからな」
関羽はいささか真面目な顔で答えた。
「だからな」
「清潔ですよね」
「うむ、それがいい」
また答える関羽だった。
「星は薄いピンクの時もあるな」
「白も好きだがな」
こんな話をする面々だった。そしてである。
クイズに戻る。袁紹はさらに憮然となっていた。
「だからどうしてわたくしの下着の色の話に」
「まあまあ」
「気にしない方がいいですよ」
田豊と沮授がその袁紹を宥める。
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