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大淀パソコンスクール
責任とります

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来る魔法の箱』だということを、再び気付かせてくれた。あいつには、どれだけ感謝しても、し足りない。

「……感謝するのは、俺の方です」
「……?」

 神通さんは俺のつぶやきを聞き取れなかったようで、不思議そうに首を傾けていたが……これは、川内自身に言うことだ。彼女を通して伝えることではない。だから、彼女の耳には届いてなくてもいい。

 俺は再び、引き戸で仕切られた居間を見つめる。そして、年甲斐もなく恥ずかしい誓いを、心にたてた。

 いつか、あいつに言おう。『俺に、PCの楽しさを思い出させてくれてありがとう』『Hello Worldのドキドキを思い出させてくれてありがとう』ってさ。

「……でも、姉はおはぎを作りながら、『これでせんせーを夜戦に誘って……張り倒す!!』て言いながら作ってましたね」
「前言撤回。やっぱあいつアホ以外の何者でもないわ」
「夜戦バカですからね」?



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