第一章
Y
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
!」と言ってキョトンとする弟子を引っ張って裏口の扉を開いた。
「ちょっと、あんた街長の客人と知り合いなのかい?」
出ていこうとするルーファスにマルティナが聞くと、ルーファスは苦笑混じりに言った。
「まぁな。そんじゃ、行ってくるわ。必要なもんは大体予想つくしな。ヴィー、早く乗れって!」
そう言って扉を閉め、馭者台にルーファスが着いた。ヴィルベルトでは馬車が操れないためで、ヴィルベルトは荷物運びの手伝いで連れていくと言った方が正しい。
ルーファスが馬車を走らせようとした時、マルティナとダヴィッドが扉開けて出てきた。
「二人共、あんまり無理するんじゃないよ。」
マルティナは心配そうに言ったが、ルーファスはそんな彼女に笑かけ、そんな師匠を他所にヴィルベルトは溜め息混じりに言った。
「マルティナさん、旅にアクシデントは付き物です。特に師匠といると、アクシデントが無いことが無いんですから…。もう慣れましたけど。」
「うっせえぞ、ヴィー!ほれ、出発すっぞ!」
ルーファスは大声で周囲に合図を送り、そのまま馬車を出したのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ