暁 〜小説投稿サイト〜
fairyLOVEstory
天界と地界編
第76章 魔が消えたとき

[8]前話 [2]次話
「パパ。この魔の世界を消して。その魔を総て私にかけて。そのために私は生まれてきたの。」
「そんなこと可愛い娘にできるか。」
「その可愛い娘のお願いなのよ。」
「・・・わかった。」
父親はこの魔の歴史を終えることを許可した。そして悪美に見せたのは魔のパワーの塊だった。
「これを壊せば歴史は吹っ飛ぶ。」
「いいわ。パパ。世界を救いたいの。」
「娘の意見には賛成だ。」
「行くぞ。」
「うん。」
縁魔は魔のパワーの塊を最後の魔法で破壊した。悪美達のいた地界は地面の中なのに地震のようなものに襲われた。そして、悪美の中に魔のパワーの塊総ての魔のパワーが吸い込まれていく。
「なんのこれしき」
「破裂してしまうかも。悪美。」
最後まで父は悪美のことを心配し、消えていった。
「救うの!世界を!」
鬼達も異変に気がついた。しかし、鬼達も一瞬のうちに消えた。
「魔の歴史の幕を今、総て閉じるの!」
悪美は叫んだ。そして小さな声で
「そして、メルヘンな世界を作るの・・・」と言った。


地界は消え地上に戻っていた。
正一はじっと悪美のことを見つめるしかなかった。悪美はへとへとになって倒れていた。

一方、天界では地界が自滅したと大騒ぎになっていた。真池琉は悪美のことが心配になった。しかし、悪美のおかげて世界は救われたのだった。


「悪美!」
「お姉ちゃん!」
二人は再開した。そして、今起きたことを全て説明した。そして、悪美は魔の封印をこの可愛らしい姿で出来ることを嬉しく思った。真池琉は
「悪美だからだよ。神も味方をしたんだよ。」と、言ったのだった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ