第一章
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!大体さ…お前そんなことも知らなかったのか?ま、戦いが終わって直ぐ、バーネヴィッツ公に見初められて結婚しちまったからな。」
「そうじゃったそうじゃった。話を聞き、アーダンテの奴めが大層悔しがっておったがのぅ。今はどうしておるやら…。」
ファルケルのそれには、さすがのルーファスも目を丸くして言った。
「シュトゥフ氏…叔母上のことを…?」
「そうじゃぞ?ま、クリスティーナは相棒としか思ぅておらんかったがの。」
そう言うや、ファルケルは盛大に笑った。
ファルケルとルーファスはその話で暫く盛り上がっていたが、話に入れないヴィルベルトは、一人ポツリと月を仰ぎ見ていた。
今宵は善い月夜である。虫の声も美しく響き、後ろで喋り続けている一人と一幽霊の声を除けば、とても良い月見日和であった。
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