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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
202 炎のゴブレット
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(にょしょう)に対して身体的な特徴については言及をしてはいけないのだろうが、この場合≠ネら許される気がした。

何しろ、【ボーバトン魔法アカデミー】の校長、オリンペ・マクシームはハグリッド並みの長身だったのだから。

マクシーム校長はダンブルドア校長と数分歓談すると、ダームストラングを待つつもりは無かったのか、ボーバトンの生徒らを威厳たっぷりな態度で連れ立ち、とっととホグワーツの城内に入っていった。

先導したのはホグワーツの副校長たるマクゴナガル先生だ。

(……来たか、ダームストラング)

ダームストラングの団体が来たのはそれから数分してからのだった。恐らくは移動(ポート)キー≠セったのだろう、湖の中に急に十数人ほどの気配≠ェ現れ、湖のど真ん中を中心として湖面が波立っている。ついでにごぼごぼ、と云う異音も聞こえてきたので他の生徒たちも湖の異常に気付き始めた。

「見ろよ、湖だ!」

リー・ジョーダンがそう喚きたてたので生徒達は空中へと向いていた視線を湖へと移り──まるで底の栓≠抜かれたかのように$が吸い込まれていき、水位の上昇とともにそこからゆっくりとそれ≠ヘ姿を現す。

帆船だ。

「まんまフライングダッチマン≠カゃん…」

「くくっ、確かに」

「確かに、あれじゃあ幽霊船(フライングダッチマン)≠ンたいだわ」

帆船が現れる様を見てアニーの何気無く呟いた一言に、かなり同意しかけて吹き出してしまう。ハーマイオニーはダームストラングの船の見てくれ≠ゥら伝承の方を思い浮かべたらしいが、俺は【パイレーツ・オブ・カリビアン】を思い出した。

三人でおバカな事でふざけあっていると、いつの間にかダームストラングの船は湖畔に錨を降ろしていて、タラップからガタイが良く見える$l影が降りて来てこちらに向かってくる。

()くして、三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)≠フ参加校である三校の役者達が出揃ったのだった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ブイヤベース>氛氓サれはフランスの寄せ鍋的料理。それがホグワーツのテーブルの上に置かれていた。云うまでもなくフランスの人間──ボーバトンの生徒達が居るからだろう。もちろんブルガリア料理であるカヴァルマ──トマト鍋などもテーブルの上にはところ狭しに並べられている。

そして、各国──主にフランスとブルガリアの料理に舌鼓を打ち、この祝宴も(たけなわ)といった頃、ダンブルドア校長は思い出したかの様に立ち上がる。

「時は来た。……来たのは良かったのじゃが対抗試合≠フ代表を決める箱≠運び込ませる前に二、三説明しておくことがある」

ダンブルドア校長に
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