【ハリー・ポッター】編
201 三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)
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…開催を自粛するよう、取り決めがなされたのじゃ──夥しい死者≠ェ出たのでの」
(なるほど…)
それじゃあ最初の一人の時点で見直せば良かったんじゃないですかねぇ≠ネどとか突っ込みどころが見つかるが、今より人間の命の価値が低かったのだろう≠ニ、聊か無理矢理にではあるが得心しておく。
「エントリーするぞ!」
「乗った!」
命懸けだと云うのに、他寮の生徒もだが──グリフィンドール生もフレッドとジョージを中心に我こそは≠ニ色めきだつ。……しかしそれは見越していた様で、ダンブルドア校長先生から待った≠ェ掛かる。
「全ての生徒が優勝の栄をホグワーツに≠ニ決意していただいているところで悲報になってしまうのじゃが──魔法の腕を競い合うにあたって用意される障害は生半可なレベルではない。……あぁこの際じゃ、はっきり言っておこうかの。成人した者──つまりは17歳未満の生徒の立候補を制限≠キる」
「何て事をっ!」
その宣言により息巻いていたフレッドが怒声を上げる──否、フレッドだけではなく、大多数の生徒達からブーイングが巻き上がるがダンブルドア校長先生は何のその。
「何百もの年月を経て国際魔法協力部≠ニ魔法ゲーム・スポーツ部≠フ方々と共に、今回は一人の死者も出ない様にと取り組んだ上での決定じゃ」
(あれ? 何で禁止≠オないんだろう──あ、そうか)
ダンブルドア校長先生は未成年の魔法使いの参加を制限≠アそすれど禁止≠オていない事に気付く。……そして、その理由についても何となくだが思い至ってしまった。
自慢になってしまうが──ボクやロン、ハーマイオニーは教師に迫る手腕を持っていると自負している。……ロンに至っては、ダンブルドア校長先生と打ち合えてもおかしくはない、と云うのがボク、ハーマイオニー、ネビルの見解だ。
……早い話、要は篩≠ネのだろう。
(……ん…?)
ダンブルドア校長先生からもたさらされた賞金は1000ガリオン≠ニ云う言葉を聞いていると、ふと疑問が沸いた。
悪目立ちを好まないロンが、このイベントに参加する気だったのを思い出す。ロンは金のため≠ニ嘯いていたが、どうにも怪しい。ロンは1000ガリオン程度のお金なら3年ほど着実に露店≠ネりで商品を捌けば簡単に稼げるはずだなのだ。
……そこで、この世界は物語の世界に準じた世界だ>氛氓ニ云う風に少しばかりメタファー的な観点へと変えて見ることにした。
(……んー。……まぁ、ボクはほぼ確定だとして…)
こういってはアレだが、このテのイベントに主人公ポジ>氛气{クが参加する事になるのは半ば確定している
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