【ハリー・ポッター】編
197 ルード・バグマン
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ッチの無駄だし──見ていられなかったので、それとなくアニーを見遣ればアニーはそれだけで俺の意図を理解してくれて、父さんにマッチの使い方を教授に向かった。
……マッチを初めて使えて狂喜乱舞している父さんを尻目に、フレッドとジョージに行き掛けでふと覗いたブルガリア・チームについての話題を投げ掛けてみる。
「そういやブルガリアチームの方に寄ってみたんだが、どうだったと思う?」
「どうだった?」
「大体予想出来るぜ」
「クラムだらけだった」
フレッドとジョージは揃えたようにうわぁ…≠ニな風に顔を顰める。
クラム──ビクトール・クラムはブルガリアの魔法学校であるダームストロング校の生徒で、ブルガリアのナショナルチームのシーカーでもある。……有り体にいわば有名人だ。
俺自身がクィディッチチームについてそこまで興味が無いので、あまり情報は集めていないがブルガリアのチームはこう言ってはアレだがクラムのワンマンチーム≠ンたいな感じだったはず。
クラムは良い選手で良いシーカーなのは間違いないのだろうが、ハーマイオニーはクラムをお気に召さなかったようだ。
「……でもクラムって気難しそうな人だったわ──写真でしか見てないけれどね」
「クィディッチでは顔つきは関係ないよ、ハーマイオニー。……でもハイスクールの生徒がNBLで活躍してるって考えたら凄いと思わない?」
アニーがハーマイオニーをやんわりと諫める。割と正鵠を射ている表現に俺も感心した。
………。
……。
…。
火は点いても料理が出来るくらいの炎になるには1時間近く掛かった。その1時間は、おおよそ通り掛けに父さんに挨拶に来る魔法省の役人達の解説だった。……俺達は既に知っている相手だったので、主にアニーとハーマイオニーの為の解説だったのだろう。
俺達ウィーズリー家のテントは競技場への大通りに面していたので、小鬼連絡室≠フ室長、実験呪文委員会≠フメンバー、忘却術士>氛汢ハてには無言者≠ニ、バラエティーに富んだ人物達が行き交った。
(……おっ、来たか)
ようやっと火≠ェ炎≠ニなった頃、探知≠フ範囲内の森に3つの知っている気配が現れた。ビル、チャーリー、パーシーの三人だ。
姿現し≠ナやって来た三人はゆっくりとした歩みでこちらに合流してくる。
「お父さん、たった今姿を現し≠ワした」
「三人ともちょうど良かったな、今から昼食だ」
ビル達を迎え入れる父さん。これでウィーズリー家のテントは全員揃った事になり、父さん、ビル、チャーリー、パーシー、フレッド、ジョージ、ハーマイオニー、俺、アニー、ジニー──計10人とちょっ
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