【ハリー・ポッター】編
196 ストーツヘッド・ヒルより
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りとシュールだよな)
そう父さんから説明を受けたアニーとハーマイオニーはブーツに触れる。……のべ9人の老若男女が古いカビだらけのブーツに群がっているとい状況下に益体も無いことを考えてしまう。
そんな事を考えていたせいで、いつの間にか俺が最後になっていた。父さんから注意される前にすかさず俺もブーツに触れておく。
「後5秒──3…2…1…」
(……ぬっ!)
父さんのカウントダウンが終わった瞬間、臍の裏を中心に身体ごと引っ張られる様な気がした。そな感覚に身を任せたままにしている軈て両足が地を離れた。宙を歩いている様だった。まるでブーツに進まされているようだったが、その感覚に任せたまま歩を進めた。
……どれくらい歩を進めたのかは定かではないが、足の裏で地面≠踏んだのが判った。今になって思えばその感覚が終わったのはあっという間だった様にも感じる。
「……っと…」
転移≠ノ慣れている俺は身体のバランスを軽く崩すだけで済んだ。
……しかし、アニーやハーマイオニーは転移≠ノはなれていなかったようで…。
「おっと」
「わっ!?」
「きゃっ!?」
運悪く──もしくは運良く落ちてきたアニーとハーマイオニーを受け止めてやる。
「ありがとう」
「あ、ありがと…」
「何、気にする事はない」
恥ずかしかったのか、頬を朱に染めながらアニーとハーマイオニーがお礼を言ってきた。……ちゃんと立っていたセドリックがにやり、としながらこちらを見てくるが敢えてスルーだ。
……するとそこで、アナウンスが響いた。
「5時7分、ストーツヘッド・ヒルより到着〜」
「ぶふっ」
アナウンスの人の格好を見て吹き出してしまった。アナウンスの人の格好はマグルに扮装しようとした頑張りは見られるが、どう見てもウケを狙っている様にしか見えない変な格好だった。
(いや、それは無いだろう…)
頑張ってマグルの格好をしようとしているアナウンスの人を見て、笑いを堪えるに必死になるのだった。
SIDE END
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