【ハリー・ポッター】編
196 ストーツヘッド・ヒルより
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、俺、ジニーを指す。その次はハーマイオニーとアニーをエイモスさんに紹介する。……エイモスさんはアニー・ポッター≠フ名前を父さんから聞くと、最早テンプレにアニーの額に目を遣る。
……そしてアニーの額に傷痕──アニーがアニー・ポッター≠スる証を確認したエイモスさんは瞠目する。これも最早テンプレだ。
「こいつは驚いた──君がアニー・ポッター?」
「はい、始めましてエイモスさん」
慣れているアニーはそつなくエイモスさんから求められた握手に返す。しかしエイモスさんのマシンガントークは止まらなかった。
「セドが君の事を話してくれたよ。……何でもグリフィンドールを優勝に導いた立役者だとか…」
「過分な評価ですよ。クィディッチではいくら早くスニッチを捕まえる事が出来てもその時点で160点以上の差が有ったら意味が無いですからね」
「何と謙虚なことか…。お嬢さんやもし良かった家のテントに来ないか? お茶をご馳走しよう。……うちのセドリックは親の贔屓目無しでも、こう──いろいろと優れていると云うのにどうも女っ気だけははな…」
「父さん!」
いきなりアニーを誘い始めた父親に対して息子が怒鳴る。
「……ごめん、アニー。でも父さんが勝手に言っている事だから気にしないでくれ。ロンもごめん…」
「良いさ」
謝ってくるセドリックを手を軽く不利ながら制す。……実際、おっさんの下世話な話にいちいち目くじらを立てていたらあっという間に世界が世紀末な世界になっている。
……もちろんの事ながら限度≠ニ云うものもあるが、今のエイモスさんくらいならば気にならなかった。
そこで頻りに時間を気にしていた父さんが口を開く。
「皆、そろそろ時間だ。……あ、そういえばエイモス、後他に誰が来るか知っているか?」
「ラブグッド家はもう一週間も前から行っていて、残念な話だがフォーセット家はチケットを入手出来なかったらしい。……私が知っているのはこの二家だけで後は知らないな。この地域にはもう他に誰も居ないと見ても良いだろう。……アーサーはどうだ?」
「……そうか、ふむ──私も思い付かないな」
「よし、じゃあ準備をしようか。……もう1分くらいしかないぞ」
エイモスさんは持っていた古いブーツを地面に置いて皆を急かす。……と、そこで、移動キー≠知らなくて首を傾げていたアニーとハーマイオニーに対して移動キー≠フ使い方について父さんが大まかにだが説明した。
「アニー、ハーマイオニー。移動キー≠ヘ触れているだけで遠くへ運んでくれる。……なんなら小指一本でもね」
(この状況、わ
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