暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1727話
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 凛と綾子が偶然このW世界にやって来た俺と同じ場所、同じ時間に転移してきたというのは、どう控えめに考えても偶然という言葉で片付けられる筈がないだろう。
 だとすれば、今回の件について考えられるのは……Fate世界の世界意志とかその辺だろう。
 元々俺がサーヴァントとして凛に召喚されたのもそっち関係だった事を考えれば、不思議ではない。
 何を思ってこんな真似をしているのかは分からないが……ともあれ、現在の俺の状況でホワイトスターに連絡を入れるというのはまず無理だった。
 もっとも、もうホワイトスターに戻れないといった感じで悲観してはいない。
 レモン達がいれば、そのうちホワイトスターの方からこっちに干渉してくるのは間違いないだろうし。
 ……干渉してくるよな? 俺を見捨てて、なんて事はないと思うし。
 これでも、レモン達を含めて大勢の恋人達に愛されているという自覚はあるのだ。
 そう考えれば……うん、間違いなく大丈夫な筈だ。
 そんな風に思った瞬間、不意に通信機が鳴る。
 今の状況で通信機?
 いや、勿論今の状況と言っても、それを知ってるのはあくまでも俺達だけなのだから、他の連中にとってはオペレーション・サンライズの件はあっても、異世界云々という事は分からない筈だ。
 そんな風に疑問を覚えつつ、それでも嫌な予感がして通信機のスイッチを入れる。

『アクセル代表、こちらピースミリオン! 現在、連合宇宙軍の攻撃を受けています!』

 ピースミリオンのブリッジ要員として見覚えのある人物が、通信が繋がるや否や、そう叫ぶのだった。
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