ガンダムW
1727話
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た生き残りが古代火星文明の遺跡を使ってMDのような無人機を主力として地球に攻めてきた事から始まった戦争を終結させた……ざっと思いつく限りではそんなところか」
『……』
俺の説明に戻ってくるのは、ただ無言のみ。
……まぁ、そうだろうな。こうして説明した俺自身、よくもまぁこんなに多くのトラブルに巻き込まれてきたんだって言いたくなるくらいに、巻き込まれまくってるしな。
しかも今説明したのはあくまでも大雑把な説明であり、正確には今説明した以上のトラブルに巻き込まれたりもしている。
そう考えると、やはり俺は一種のトラブル誘引体質的なものなんだろう。
「正直なところ、今説明したものの1つでも英霊とされるには十分だろうな。……実際にはそう簡単な話じゃなくて、色々とあったんだが。ともあれ、俺はそんな訳で俺が暮らしていた世界、俺達と関係のない世界の1つである綾子達の世界、Fate世界と俺が呼んでいる世界に召喚されて、魔術儀式を戦い抜いた訳だ」
「ちょっと待て。アクセルと綾子達が違う世界だったら……そのFate世界だったか? そこからこの世界にやって来たのか?」
「鋭いな、デュオ。答えはNoだ。聖……いや、魔術儀式が終わった後、俺は世界に弾き出されるような感じで、元の世界に戻った。それから何とかしてFate世界に戻ろうとしていたが、Fate世界のある座標が分からなかった。幾ら俺達シャドウミラーが異世界に自由に移動出来るからといって、その世界の座標が分からなければその世界に転移出来る筈もない。そんな訳で、シャドウミラーの目標の1つにFate世界に転移するというのがあったんだが……ともあれ、それは上手くいってなかった。で、取りあえず俺達が抱えていた揉め事は殆ど片付いたから、新しい世界の開拓をしようとしてシステムXN……ああ、異世界に転移出来る装置だな。このシステムXNを使って俺はこの世界に転移してきた。そうして俺がこの世界に転移してきたと思ったら……何故か次の瞬間には、凛と綾子の2人もこの世界に転移してきた訳だ」
「待て。今までの話を聞く限りでは、異世界に転移する事が出来るのはアクセルの所属している組織だけという話だったのではないか? それが、何故そちらの綾子や凛も転移する事が出来る?」
セプテムの言葉に、他の者達も同感だと言いたげに頷いている。
だが……魔法とは違って、魔術というのはそう簡単に話す事は出来ない。
いや、話してもいいのかもしれないが、凛に話を通してからでないと色々と不味い事になりそうだし。
八つ当たりでガンドを撃ち込まれるのは、正直遠慮したいというのが俺の正直な気持ちだ。
「悪いが、その辺りの事情は説明する事が出来ない。俺だけの判断で喋っていい内容じゃないからな」
「……凛か……厄介な」
セプテム
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