ガンダムW
1727話
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が多いこの中にいる面々では、アーサー王とかヘラクレスといった面子はかなり名前が知られてるんだろうが。
「……その、じゃあアクセルもそんな英霊だったりするのか? いや、そのホワイトスターって場所でそんな英霊を集めて戦いを?」
「うん?」
デュオの言葉に違和感を覚え、すぐに何を勘違いしているのかを納得する。
「ちょっと思い違いをしているようだな」
「え?」
まさかそんな事を言われるとは思っていなかったのか、デュオは間の抜けた表情を浮かべてこちらに視線を向けてくる。
それはデュオだけではなく、他の面々も一緒だ。
「俺が英霊を召喚したんじゃなくて、俺が英霊として召喚されたんだ。……世界を超えてな」
未だに、何故俺が英霊として選ばれたのかは分からない。
いや、実際に俺が為してきた事を考えれば英霊として呼ばれるだけの資格は十分にあると思うんだが、それでも俺はFate世界とは全く異なる世界……文字通りの違う世界で生きていたのだ。
なのに、何故?
……まぁ、その結果として凛と綾子という最高の恋人2人を得られたし、いつの間にかニーズヘッグが宝具化していたり、ゲイボルグや物干し竿といった武器、更には金ぴかの腕と、金ぴかが使っていた様々な宝具といった物を入手出来たのだから、その辺りに文句はないし、寧ろよく召喚してくれたと感謝すらしたい気持ちだが。
「世界を……超えて?」
「ああ。そこも勘違いしていたな。俺と綾子、それとこの場にはいないが、凛はまた違う世界の人間だ。そこで起きた魔術師が英霊を召喚して戦うという魔術的な儀式で、何故かその世界とは何の関係もない俺が英霊として呼ばれた」
「……英霊として呼ばれたって、つまりアクセルはその、さっき名前を挙げた英霊達と同じような扱いって認識でいいのか?」
「どうだろうな。英霊ってのはその名の通り英雄の幽霊。既に死んだ者達だ。だが、俺の場合はまだこうして生きてるしな。……ただまぁ、俺が今までやって来た事を考えれば、英霊として認識されてもおかしくはないと思う」
「一体何をやったんだよ」
今までの説明で衝撃が強すぎたのか、デュオの口調にはどこか力が入っていない。
それも分からないではないけどな。
「そうだな、お前達に分かりやすく言えば……俺が元々生まれた世界全てを敵に回して戦い続け、幾つもの世界そのものを破壊してきた破壊神を倒し、過去に銀河中に存在していた文明を破壊した生物と戦い、火星と月を自分達の巣にして地球も半分近くを占領した宇宙怪獣のようなものを駆逐し、魔法界と呼ばれる異界を破壊しようとしていた秘密組織を駆逐し、世界を支配しようとしていた帝国を倒し、宇宙と地球で滅亡戦争を行おうとしていた戦いを第三者に協力して止めさせ、100年以上前に地球から追放され
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