【RB1】
【RB第三話】
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も午後からの授業でわかるだろう。では一時限目の授業を終わりとする」
授業の終わりが告げられ、束の間の休み時間――一息入れる生徒もいれば自己紹介をし合う生徒もいる中――。
「フッ、君は他の生徒に自己紹介をしないのかね?」
「あん?」
担任の佐久間弥恵がクルスに話し掛けてきた、クルスの前に教員用の机があり、佐久間弥恵とは対面する形になっている。
「……別に自己紹介とか、する気はねぇな」
「成る程。それも有りだろう。……授業はどうだった」
「……俺は頭が悪いからな。あんなマニュアル読んだからってわかんねぇよ」
「フフッ、君は実践派といった所かな? 今は我慢してくれ、退屈でもカリキュラムとして組まれている以上は授業をしなければいけないのでな」
「…………」
クルスは答えなかった、退屈なのは事実だし早く実践する方が退屈しなくてすむ。
「まあ次の授業が終われば、一度君たち全員にFRBB《フリーランブリングバトル》を見てもらおうと思っている」
「……それなら退屈しなさそうだな」
授業を聞くよりはいいと思ったクルス――休み時間終了のメロディが鳴り、生徒一同皆自身の席へと着席した。
「では二時限目の授業を始める。二時限目の授業は機体の各モジュールについての説明だ――」
二時限目の授業、それさえ終わればランブリングバトルを見ることが出来る。
少なくとも退屈な授業から脱却出来るのはクルスにとって願ったりかなったりだった。
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