【RB1】
【RB第三話】
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ため様々な企業も取り入れている。
脚部は基本的な二脚タイプ――特徴は無い分安定性は確りしている。
脚部モジュールには他にも多脚型、車輪型、無限軌道などがある。
オプションモジュールは備わっていないが、訓練するにはうってつけの機体といえる。
「まあこんな所だろう。いい忘れていたが諸君、本日のカリキュラムが終われば君たちには【クレジット】が支払われる。支給されるクレジット額は十五万だ」
その言葉に更にざわめく生徒――クレジット額十五万というのは安値のRB一機を買える金額だ。
「そのクレジットの使い方は君たちに任せる。それを使って自分専用の機体を購入し、次回の訓練から使うも良し、逆に使わず貯めるのも良しだ。だが注意してほしいのは自分が購入した機体のモジュールが破壊されても自分達で修理費を出さなければいけないことだ。修理費も勿論クレジット払いだが、クレジットが無ければ当然修理は出来ない」
これに関しては自分の機体なんだから自分で責任持てという事だろう。
「後はクレジット支給に関して、本日のカリキュラムは十五万クレジット支払うが次回からは勿論減らされる。一週間のカリキュラムを終えたら各人に一万クレジット、これが一年間、月に四万クレジットが支払われる。それと訓練に使用する機体にも貸し出し用にクレジットを払う義務がある。これらは一週間の貸し出しで五千クレジットだ。その代わり各モジュールを壊しても弁償という事は無いから安心してほしい」
一見むちゃくちゃな様だがクレジットはあくまでも架空のお金だ、勿論現金に換える事も出来るがレートは良くない。
機体貸し出しに五千という事は実際支給されるクレジットも五千。
とはいえ仮に壊しても弁償しなくていいのは大きいだろう。
逆に自分の機体を使って壊したら――自分の責任という事だ。
大人しく聞いているクルスだが、その実はそんな説明に飽き飽きしていた。
「ふむ。有川来栖、退屈そうな表情をしているがどうしたのかね?」
「……退屈そうなじゃなく、退屈なんだよ」
「成る程。確かにこの話は退屈といえよう。では、そろそろ授業を始めようか。本来であれば自己紹介等もあるのだろうが、それらは各々各人に任せるとしよう。早速だがRB操縦マニュアルの五頁を開いてもらおう」
質問タイムが唐突に終わる――火影が映し出されたディスプレイも今はRBの操縦に関する記載を映し出していた。
内心で舌打ちし、クルスは退屈な一時限目の授業を渋々と受けた。
そして――一時限目の授業の終わりを告げるメロディが校内全体に鳴った。
「以上が基本的な操縦だ。他にも脚部モジュールによって操作方法に差異は出るが、そちら
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