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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第14話 レーティングゲーム開始!!決めろ一発逆転!!後編
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が勝つ姿をね。いくわよ皆!」
「「「はいっ!」」」


 私たちは悪魔の翼を広げて新校舎に向かった。






side:レイヴェル


 飛び去っていくリアス様たちを見ながら私はどうして先ほどあんな事を言ったのか考えていた。フェニックスの不死身の力には勝てないと言っておきながら最後には応援するかのような発言……一体私はどうしたのでしょうか?


「良かったのですか?レイヴェル様は戦わないと知っていましたが私まで戦わないというのは……」
「なら貴方一人でリアス様方に勝てたのかしら?」
「……いえ、10日前のグレモリー眷属なら兎も角今のリアス様方に一人で勝てるとは思えません」


 10日前ですか……あの時のリアス様達は正直に言って大したことがなく見えましたわ、レーティングゲームもこちらが楽に勝てる者ばかりと思っていました。でも蓋を開けてみればこちらが押される展開になっています。
 もしかしたら本当に兄であるライザー・フェニックスにすら勝ってしまうかもしれない……そんな考えが浮かんでしまいました。


(何を思ってるのかしらね、私は……)


 まあいいですわ。勝つも負けるもリアス様たち次第ですし兄をギャフンと言わせられるなら是非そうして欲しいですし。
 無理やり眷属にされた事を私怒っていますのよ、意外と根に持つタイプですので。


 私はそう思いリアス様たちが飛んでいった白い空を眺めました。






side:小猫


 レイヴェル・フェニックスと別れた後私たちは新校舎の屋上に向かいました。新校舎が見えてくると屋上に人影がありました。あれがライザー・フェニックスですね。


「皆、降りるわよ」


 部長の合図で私たちは屋上に降り立ちました。ライザーは私たちに背を向けていましたがはぁ〜ッと大きなため息を吐きながら此方に振り返りました。


「正直ここまでやるとは思ってなかったぞ。俺の女王であるユーベルーナすら序盤にやられるとはな……どうやらお前たちを見くびりすぎていたようだ」
「あら、もしかして降参かしら?」


 部長がそう言うとライザーはハハハッと大きな声で笑いだしました。


「冗談を言うな、リアス。例え俺の眷属が全滅しようと王である俺がいる限り俺の勝ちは揺るがない。この不死身の力の前にお前たちなど無力なのだからな」


 ライザーはそう言って身体から炎を吹き出しました。


「リアス、お前たちを倒す前に一つ提案をしよう。お前たちが俺に勝てる可能性は0%……妻になる女性を傷つけるのは辛いんだ、だから潔く負けを認めろ」


 部長はライザーの話を聞いて先ほどのお返しと言わんばかりにはぁ〜ッと大きなため息をつきました
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