中学校生活編
第73章 彼氏 大ショック
[8]前話 [2]次話
大人の男性が草ノ中学校に近づいてきた。
「悪美さん!迎えにきタヨー!」
そいつの正体は高井正一であった。悪美は校門から出てきた。が、その姿は熊人形の姿であった。正一は笑顔で
「どうしてこの姿なのですか?」と、聞いてみた。すると、予想もしない答えが。
「へんな薬を先輩に飲まされたの。もう、一生元の姿に戻ることは出来ないの。」
それを、聞いた正一はパニックになった。そして、
「大先輩の俺が倒しに行ってくる!」とか、言い出した。悪美は慌てて止めようとしたが間に合わなかった。
「お前ら!悪美を元の姿に戻せ!」
正一は叫んだ。しかし、そこにいたのは無罪の先輩方だった。反成先輩はあまりの恐ろしさに泣き出してしまった。
「なんで前、貴方は私を救ってくれたので平等になったのに、また救ってくれるの?」と、問いかけた。すると、正一は平常心を取り戻して
「良いことの倍返しさ!」
と、笑顔で言った。悪美は正一のことをさらに見直した。もう、あの暗かった正一とは正反対な性格に変わっていたことを。
学校を出て、私は正一にデパートに連れていってもらった。しかも、欲しいものみんな買ってくれるという。私は嬉しくてたまらなかった。正一もとても嬉しそうだった。
欲しいものを考えていると、お姉ちゃん(真池琉)の好きだったキャラクターのキーホルダーがあった。それをみて、私は昔のことを考えた。私が地界にいて、真池琉を事故らせたあの日を。そのとき、地界という言葉が頭のなかを過った。私は良いことを思い付いたのだ。それは、父親に魔法をかけてもらい、元の姿に戻ることだった。しかし、父親がこんな姿を見たら悲しむだろうと思ったが、やっぱし地界に行くことを決心した。それを正一に伝え正一も一緒に地界へ向かうことにしたのだった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ