中学校生活編
第69章 双子
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武流が遊びから帰ってきた。すぐに変な感じに気がつき、二人に問いかけて、今までのことを全て聞いた。
「入れ替わったんだ。」
普通の人間がどうして、こんなに冷静なのか。それは、この物語の第3章の頃に既に入れ替わった経験があるからだ。武流は
「双子だしよくない?」と、無茶苦茶なことを言った。二人ともますます仲が悪くなってしまった。
「妹ったら酷いのよ!」
「いや、お互い様では・・・」
「でも、この姿にするのは酷い。」
「いや、いつも悪美にやってたし。」
「あれは、罰で・・・」
「前、悪ふざけでしようとしてたよね。
」
「それは・・その・・・」
「悪美は自分の気持ちを思い知ってほしくてこんなことしたの?」
「そ〜!」
「ハハハ。」
(妹め。いつか絶対倍返しする。)
「真池琉お姉ちゃ〜ん!あのさぁ」
使女がやってきた。
「はぁ?あんな変なやつと一緒にしないで!?」
真池琉の姿をした悪美が怒った。使女は混乱していた。
「使女はこのこと知らないのか・・・」
全て説明した。
「え?こっちが真池琉お姉ちゃんでこっちが悪美お姉ちゃん?」
「そうだよ。」
「え〜!?」
余計混乱させてしまった。
「で?どうやって戻る。」
「そうだね真池琉。忘れていたよ。」
少し考えてると使女が
「入れ替わったときと同じことをすると戻るって聞いたことがある。」
「え?それってまた・・・」
「嫌。あんなやつとぶつかるとか。」
悪美はまだ怒っている。
「いいから、二人ともやってみましょうよ。」武流がどうにか言い聞かせて戻るための作戦を始めた。
「まず、真池琉を戻すのか。ちぇ。」
「戻さないとうまくいかないかもよ」
「ちぇ。まぁ、こんな姿とか嫌だしまぁしょうがねーか。」
「悪美(怒)」
そうして、真池琉は元の姿へと戻った。
「悪美!行くよ!」
「来い!」
ゴツーン!
「どう?」
「あっ。」
「元の姿に戻ってる!」
二人はとても喜んだのだった。メデタシメデタシ。
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