過去の世界編
第64章 お父さんとお爺ちゃん
[8]前話 [2]次話
「お願いだ父上!娘が困っているんだ!」「貴方の孫ですよ!しかも、この家族初の女の子。母上にも似ていますし・・・」そう、縁魔は魔黒の前でお願いした。しかし、魔黒は怒り
「帰れ!」と、叫び散らし魔法をかけて追い出した。縁魔はどうしてよいのかわからなくなってしまった。
一方魔黒の方は、妻(縁魔の母)の遺影を見て、謝っていた。そして、杖を持ち、「孫に会いたい。可愛い可愛い孫を呼んでくれ。」と、魔法をかけた。
すると、悪美たちはあっというまに魔黒の前にワープした。すると、魔黒はこう言った。
「孫よすまぬ。冷たいことをして。」
なんと、あの頑固な魔黒が謝った。それを聞いて悪美は許した。そして、魔黒は魔法をかけて悪美たち含む全員を元の姿に戻した。
悪美は1つ気になることを質問した。それは
「何でこんな戦争をおこしたのか。」と、いうこと。その理由は
「ガンで亡くなった妻、一美(かずみ)は自分が留守にしていたせいで亡くなっていたということ。それが辛くてこんな世界いらないと思った。」ことだった。魔黒は
「もう身の回りに女は存在しない」と、泣いた。悪美は
「私達、孫がいるじゃない」と、慰めた。魔黒は未来に希望がないと思っていた心が少し浄化された。悪美は魔黒と約束を1つ交わした。それは、悪さをせず、子供や孫を大切にすること。ただ、それだけだった。以降、魔黒の性格は温厚になったのだった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ